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卒業とは、「約束しないと会えなくなる」こと

以前読んだときにすごく印象に残っていて、
いつかこの記事のことをテーマに書きたいな、と思っていましたが、
今日だな、と思い。

生きていればいろいろなところで、出会いがあり別れもあり。
定められた「卒業」も、
自らの決断の元に行われる「卒業」も、
その人自身にとっても、周りの人たちにとっても大きな変化であることは間違いなくて。
でも、それでもそれぞれの人生は、変わらず、否応なく続いていくし、
新たなエピソードこそ増えていかないけれど、
それまでに積み重ねられてきたものが急になくなってしまうわけではない。


一方で、
卒業する(卒業を見送る)ということは
「意識しないと会えなくなる」
ということでもあるなあ、とも思います。

今まで意識せずとも毎日顔を合わせていた人たちにも
「わざわざ約束しなければ会えなくなる」し、
特定の何かをフォローしていれば、定期的にその人に関するコンテンツ・エピソードを摂取できていたのも、
もう少し能動的に追いかけないとその人に「会えなく」なってしまう。

そこで自分の心が離れていってしまえば、
たちまちその相手との関係性は薄く、消えていってしまうのだろうし、
その相手とのつながりを保ち続けたい、と思うかどうか、
(もちろん相手にもよるけど)自分の意志に依るところが大きくなる。


言うまでもなく、
「卒業」という「終わり」は、新しい何かのスタートでもあって、
おそらく何にしたって、卒業する前より、卒業した後の時間の方が圧倒的に長い。

濃密に過ごしたその時間を「思い出」として、当時の輝きのまま大事に保管しておくのか、
それとも、その時間の「続き」をなおも更新し続けるのか。
どちらの選択も尊くて、一概にどちらがいいと決められるものではない。

結局は、自分がそのときに大事にしたいと思えるものを大事にできていればそれでいいのだろうし、
その「大事にしたいもの」も、きっと時が経てば変わってゆく。
変わっていく自分自身にも、寂しさを覚えることはあるかもしれないけど、
"Life goes on."
変わらないものなんてないから、それでいいんだよ。
そう思える自分でいたいものです。


これからも続いていく人生で
自分にとっての幸せを大切にしていけますように!
素敵なご縁がたくさん繋がっていきますように!


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