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「推せば響く」時代。

昨日、MステのYOASOBIを待機しながらこの記事を書き始めたのですが、
(そして寝落ちて連続更新がまた止まったw)
Mステでやってた特集が「バイラルチャートのヒット曲」でしたね。

正直、私はTikTokもやってないし、Spotifyもつい最近DLしたばかりで、
サブスクでのヒット曲とか、特にバイラルのランキングには疎いほうだと思っていたのですが、
Rin音の「Snow Jam」とか、yamaの「春に告げる」とか、
それなりに聞いたことある曲が何曲かありました。

たぶん、YouTubeの「歌ってみた」動画とかで知ったはずだと思うので、
私みたいにバイラルの主戦場となるようなメディアに触れていなくても、
バイラル発信での広がりが、他のメディアとか、そうと意識しないで聞いてる人にも届くぐらいの広がりになってきてる、ってことなんですかね。

サブスク自体はもう数年前からじわじわと広がってきてましたが、
サブスクの動向が年間チャートにこれほどまで大きな影響を与えたのは、2020年が始めてだと思うし、
きっと後世には2020年が「サブスク元年」(というと多少語弊はありますが)として振り返られるのかもしれません。


サブスクのヒット曲には基本疎い私ですが、
それでもYOASOBI(というか、ボーカルの幾田りらさん)のことは、何故か去年のちょうど今ごろぐらいから偶然知っていて。

幾田さんが所属しているSSWのグループ「ぷらそにか」を、別のアーティストさんをきっかけにして知ったのがきっかけだったのですが、
幾田さんに限らず、ぷらそにかにいる方々って、
もうみんな、例外なくめっちゃうまいんですよ。

というか、別にぷらそにかだけに限ったことでなく、
YouTubeに動画を上げてる歌い手さんってホントうまい人ばかりで、
世の中には「歌が上手」な人がこんなにもいるのか、と、ちょっと絶望すら感じてしまうわけですが。

でもきっとそれは今に始まったことではないし、
昔と違うのは、今はYouTubeとかニコ動で、簡単に自分のパフォーマンスを世に発信することができるようになったというだけで。

もちろんそこからヒットにつながっていくためには、
その中からどうにか誰かに見出してもらわないといけないわけですが、
そのアーティストを「見出させる」、表舞台に引っ張り上げられるのも、
私達のような一般のリスナー一人ひとり、なんですよね。


今までだったら、
オーディションを勝ち抜いて、レーベルに所属して、
CMとかドラマとかのタイアップをつけてもらって、
プロモーターに宣伝してもらって、
そうやってメジャーシーンに乗ることしか、
「自分の音楽を多くの人に聴いてもらう」方法はなかった。

それが、今やYouTubeに上げた一本の動画から、
想像もしない数の人に聴いてもらう可能性が、現実的に存在する。
私たち一人が「プロモーター」になれるし、
今日推したあのアーティストが、一月後にはバイラルチャートを席巻しているかもしれない。
「推せば響く」、そんな実感を誰しもが持てる。

そう考えると、めちゃめちゃ「推しがい」があると思いません…?!

好きな曲は、好きと言う。
推したい人は、全力で推す。

みんなが自分の好きなものを全力で推して、
それぞれの「好き」の輪が広がり合っていく。
そんな光景って、なんだかとってもステキだな、と思います。

いい時代に生まれたもんだ…!

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