見出し画像

未来は、自分の力で変えられると信じて。

当日ライブを見ていたときは、普通に見れていたのですが、
改めて文字で見ると、ちょっと目頭が熱くなるものがありました。

この曲が流れていたオーディション会場から、周りのみんなが眩しくて、
何も秀でたものがない私は、ずっと劣等感しかありませんでした。
でも唯一、誇りを持って好きだと言えることが、学び続けることでした。

これを武器にしたら、グループの役に立つんじゃないか。
そう思って進学したけど…
「やっぱり乃木坂はバイト感覚ですか?」
「ライブより勉強のほうが大事ですか?」
そんな言葉が突き刺さったこともありました。

でも私は、『好きなものを守っていいよ』と言ってくれた、周りの人への感謝を持って、これからもずっと続けていきたいと思っています。
未来は、自分の力で変えられると信じて、一歩一歩、進んでいきます。

同じ大学の出身、しかもキャンパスも同じだったということを最近知って、
もともと親近感は感じていたのですが、
背景にある様々なストーリーに触れていくうち、
10個近く年下だけど、今はただただリスペクトしかありません。


よく考えれば、
とんでもない倍率を勝ち上がって、グループの一員になっている時点で、
当然「何か光るものがあったから」選ばれてるはずなんですよね。
その背後には、そこに立つ権利を与えられなかった数千、数万の人がいる。

他の大多数の人より何かが秀でていなければ、そもそも超激戦のオーディションを合格できるはずもなくて。
ただ、その「秀でている」ことが、一般的にわかりやすいものではない、
ルックスとか、歌の巧さとか、ダンスの上手さとか、
そういうものではなかった。
ただそれだけでしかないと思うんです。

それでも、これだけの劣等感を感じさせてしまうこの世界は、本当に底深いものがあるな…と思うと同時に、
そんな中でも、自分を信じて努力し続けることをやめなかった、
道なき道を切り拓いてきたということに、
繰り返しにはなりますが、ただただリスペクトしかありません。


きっと、自分が得意なことを生かして、もっとわかりやすく「評価される」フィールドは、探せば他にもあったと思うんです。
何も、アイドルという世界にしがみつく必要はなかったのかもしれない。

それでも、与えられた環境の中で、
たとえ逆境であっても、努力を続けた。
それは、
自分が心から好きだと言えるものを、
自分の中から追い出してしまいたくない。
そんな一心だったのかなあ、と、あのスピーチを聞いて感じました。


他者から評価されることももちろん難しいことだけれど、
自分が心から好きだと言えるものを、捨てずに持ち続けることは、
もしかしたらそれ以上に難しいことなのかもしれません。

誰しもどこかで、
「やりたいこと」「できること」「求められていること」
その間にあるギャップに苦しんで、
少しずつ何かを手放しながら、だんだんオトナになってゆく。

そんな過程の中で、それでも、自分の好きなことを捨てずに、
むしろ「周りから求められること」のほうを、「自分の好きなこと」のほうへと手繰り寄せていく
その執念を、見習いたい。

まずは自分自身が、描く未来を実現できると信じ続けること。
そして、その価値観を共有してくれる人と手を取り合いながら、
ブレずに進んでいくこと。

自分自身も、描く未来を信じ続けられる人でありたいし、
周りの人が描く価値観を、全力で信じてあげられる、後押ししてあげられる人になりたい。

4月から、私も新しい環境に進んでいくにあたって、
今、そんなことを改めて感じています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?