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一問の重み、一瞬の重み。

今日はタイムショックをリアタイしていたのですが、
3時間が本当にあっという間で…!
あのテンポ感、フォーマット、さすが長く続いている番組だけあるなあ。

そして、オンエアが終わって、ハッシュタグで感想を追いかけていたら、出演者の方が何人かツイートされていて、
その中で、才木玲佳さんのこんなツイートが目に留まったのでした。

QuizKnockさんも、以前は東大王のオンエア後に振り返り動画を出してくださっていた時期がありましたが、
クイズ番組って得てしてテンポが早いし、とにかくいっぱい正解していっぱい間違えるから、
「どこが勝負の分かれ目だったんだろう?」「回答者としてのハイライトってどこだったんだろう?」というのが意外とつかみづらくて、
それを本人から聞けるのはめっちゃありがたい。

その上で、才木さんの動画見て感じたのが、
ありきたりですが「一問の重み」「一瞬の重み」というもので。

才木さんがとにかく悔しがっていた、
「箱根駅伝は東京都と何県の間で争われる?」という問題。
冷静に考えればイージーな、まず間違いようのない常識問題ですが、
これも5秒間隔で矢継ぎ早に出題されるタイムショック形式になると、
途端にこんがらがってしまうというのが怖いところ。
才木さんご自身が振り返っていたように、ここを落としていなければ、もしかしたら結果がひっくり返っていたかも…?!という展開だっただけに、
本当に一瞬たりとも気を抜けない、極限の勝負だったのだなあ、ということを思い知らされます…。

ほかにもきっと勝負を分けたポイントはあって、
同じ才女チームの北川悠理さん、
1stステージ(1対1での24問の正答率勝負)は、24問を終えて同点からの、サドンデス問題を落としての惜敗だったのですが、
そのサドンデス問題、攻めた押しをして貴重な解答権を失ってしまい、相手をイージーな状況にさせてしまっていたところを、もうちょっと我慢できていたら…とか、
そもそも超得意なはずの英語問題を1問落としていて、そこを取れていればサドンデスにもいかずに勝ててたんだよな…とか。
1stステージの持ちポイントで準決勝の対戦相手が決まるルール上、
ここで勝ってポイントを上積みできていれば、そもそも準決勝で「最強」東大チームと当たらずに済んだかもしれなかったわけで、
まさに「一問」「一瞬」の判断のブレが、後々の勝負の趨勢を分けたのは、
勝負ごとの怖さであり、おもしろさだなあと思います。


普段生活していて、なかなかそういう勝負ごとに直面するシーンなんてそうそうないけれど、
一瞬で何かの判断を迫られるシーンというのはたくさんあって、
そこでの「正答率」を上げていこうと思ったら、
必要になってくるのは、才木さんのこの言葉に尽きるなあ、と。

――勉強ってどんなことをされていたんですか?
「基本的に私はもう問題をこなす、でしたね。以前別の知り合いのクイズ作家さんに『クイズの実力はこなした問題数に比例する』っていう言葉を教えてもらいまして。(中略)とにかく問題に出会おう、と。」

クイズにおける「問題」は、日常生活でいうならば「逆境」とか「試練」とかでしょうか。
そういったシチュエーションにどんどん身を置いて、ときには失敗しながら、徐々に自分の中での成功の方程式を組み上げていく。
失敗が怖いからといって、凪の中に留まっていてはいけないですね…。

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