「誰かのため」になると、基準が変わる。
家のHDDレコーダーを整理してたら、
前に録ってた、乃木坂の生田さんが出てた「ノンストップ」を見つけてついつい見てしまいまして。
ネットニュースだと、歌ってたりトークだったり、のところしか出てないのですが、
実は歌を披露する、というのはおまけ(ということになっている体)で、もともとの出演コーナーというのは「行きつけ教えます!」という、ゲストが行きつけにしてるお店・グルメを紹介するものなのでした。
んで、そこで生田さんの行きつけとして紹介されていたのがこちら↓
看板商品は一口サイズのお菓子が12個入りで2,073円だそうで。
これ見たとき、最初は
「一口サイズが12個で2,000円オーバーってたけぇな!」
と思ったんです。
でも、
よくよく考えると、別にそんなに高いわけではないですね…。笑
普通に考えてみれば、芸能人が自分の舞台とかで差し入れするお菓子が、
そんな安物なわけないですもんね。
べらぼうに高いセレブの食べ物!みたいな価格帯でも全然ないし、
どこかお伺いするときの手土産(おもたせ)とか、誰かへの贈り物、お中元・お歳暮とかでも、このくらいの価格帯なら全然ありうるなーと。
そこで感じたのが
「そうか、『誰かにあげる』用途だとこれくらいの単価でも『普通』になるのかー。」ということ。
これが自家消費用のお菓子であれば、
一口サイズ12個、下手したら一日で食べ終わってしまうであろう量に、
2,000円を出そうと思う人はそんなに多くないはず。
1,000円でも高いと思うかも知れません。
極端な話、中身が一緒のお菓子が1箱2,000円で売ってたとして、
それが自家消費用と見られれば「高いねー。」となり、
一方で贈答用と見られれば「まあ許容範囲か。」となる。
私達は普段消費者としては、店頭に並べられた製品しか見てないので、
なかなか意識することはないですが、
売る側が何か新しい商品を世に送り出そうとしたとき、
この視点って絶対無視できないよなあ、と思ったのでした。
「自分のため」のものだったら手に取らないようなものでも、
それが「誰かのため」になった瞬間、意思決定や行動が変わってくる。
そういうことって、他の場面や消費行動でもあるんだろうし、
商品やサービス、体験としては同じモノでも、
それを「誰かのため」のものに転換することができれば、
売り方も、単価も、全然変わってくるってのは、おもしろいですね…!
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