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「努力」はしてなくても、頑張ってはいるんだよなあ。

今日はこの記事から。

――「芸人でアニメに一番精通している人」もそうですが、前作では「澤部がやっていること以外のことで笑いを取ろう」という思いがあったと書かれています。俯瞰したときに、他の人と違う、独自のポジションにいこうというのは、常に意識していますか?

 はい。そのほうが楽。頑張らないで済むんでね(笑)。

 いろんなやり方があるけど、最初に見つけた一個でめちゃくちゃ努力するより、「一番努力しないでいいルート」を見つけることに努力したほうがいい。これが、努力しないように頑張るっていうことだと思います。

岩井さんも、いわゆる「じゃない方芸人」なんですよね。
澤部さんという強烈なキャラが当初は目立ちがちだったけど、
でも今では岩井さんもしっかりそのキャラが認知されて、独自のポジションをちゃんと築いている。

タイトルの「努力しないように頑張る」というあたり、
岩井さんっぽいなあ、というか、どこか世の中全体に対して斜に構えているようなイメージが勝手に私の中の岩井さん像としてあるのですが、
そんなイメージにドンピシャだなあと思いました。

でも、ここで勘違いしちゃいけないのは、あくまで
「努力しないために頑張る」なんですよね。
しなくてもいいキツい努力を避ける、というだけで、
まったく努力しない、頑張らない、というわけではない。

岩井さんも、これだけ飄々と語っている裏では、
絶対、人知れずものすごく努力をされているんだろうと思うんです。
あるいは、しなくてもいいキツい努力を排除していった結果、
「意識せずとも没頭できる、頑張れる、修練できる」ことだけが残っているのかもしれない。

最初、この記事をさらーっと読んだときに、
「なあんだ、無理して頑張らなくたっていいんじゃん」と一瞬思ってしまった自分がいて、
いやいや、そういうことじゃないよ、と慌てて自分の思考を軌道修正したのでした。

あくまで、レッドオーシャンでしんどい思いをするだけが道じゃないよ、というだけの話であって、
ただ単に「頑張るのをやめた」だけだと、ただそこで成長が止まってしまうだけになってしまう。
ここの部分は、勘違いしちゃいけないなあ、気をつけねば、と思います。

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