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「ささやかな幸せ」を日々受け取りながら暮らしている。

この時期、伊豆沼には10万羽を超えるマガンが越冬のために飛来しています。

夕方になると、近所の田んぼで餌を食べていたマガンたちが、伊豆沼へ戻るために飛行しているので、
外は常にマガンの鳴き声、空を見上げればたくさんの鳥の群れを見ることができます。

ずっと住んでる人や、伊豆沼の近くに住んでる人からすれば、
迷惑でしょうがない騒音なのかもしれませんが、
私にとっては、この光景がすごく心地よくて。
心がすっと穏やかになります。


栗原に来てから、自然環境に心癒されることが増えました。

夕暮れどきに帰宅して、家の鍵を開けようとしたときに
「今日は月が明るいなー」とか、
湖沿いを車で走っていて
「今日も湖面がきれいに写っているなー」とか、
ふと空を眺めて
「今日は夕焼けがきれいだなー」とか。
それだけで、なんだか得した気分になります。

仙台にいたときも、朝、出勤のときに、自転車で広瀬川を渡るたびに、
「今日も川面がきれいだなー」と爽快にサイクリングしていたのですが、
そういう「いい気分」になれる瞬間が、仙台にいたときよりも増えました。


本当に、ささやかな、「幸せ」と呼んでいいのかすら怪しいくらい、小さなことではありますが、
一日の中でそうやって気分が晴れる瞬間が増えた、というのは個人的にすごく大きくて。

こちらに移住してきてよかったことはいろいろありますが、
こういう「ささやかな幸せ」を感じることが増えたのは、TOP3に入るぐらいの出来事かもしれません。

物欲もそんなにあるわけじゃないし、
パリピでもないので、
田舎にいても、決定的に「不便」なわけじゃないんです。
仕事とか育児とかが絡んでくると、また話は変わってきますが、
少なくとも独身がひとりで「生活する」分に関しては、想像するほどの不便さはない。

だとすると、日常的にプラスの感情を自然界から受け取れる今の環境は、
自分にも合ってるなーと思うのです。

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