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わたしが松岡英明にハマった理由(ワケ)

前回書いた文章が2ヶ月前と知ってものすごくびっくりしてる。
書きたかったことはずっとあったものの、最近仕事が忙しかったもので……

さて、約半年ほど前から松岡英明さんにハマっている…という話は
以前書いた記事でもすこしだけ触れたのですが、

「なぜ突然今になって松BOW(=彼の愛称)にハマったのか?」
について、やっと重い腰を上げつつ書いていこうと思います。
忘れることなんてできない、
いや絶対に忘れたくないからね。

☆ 「エピック系なら松岡英明とかよく聴くよ」


自己紹介のところにも書いたように、
わたしはもう15年近くチェッカーズが好きで
彼らが掲載されていた「PATiPATi」という音楽雑誌も中学~高校時代に神保町でよく買っていたのですが
おそらくわたしが松岡さんのことを知ったのもPATiPATiだったように記憶してます。
曲を全く知らずにビジュアル先行で知ったので、最初の印象は
「へー、こういうカワイイ系の雰囲気の男のコがこの時代にもいたんだァ」
位だったんじゃないかな。

その後しばらくして、なぜか大学時代に
特にきっかけもなしになんとなく彼の存在が気になりだしたことから
YouTubeで「以心伝心」や「Kiss Kiss」、「Wonderland」など、彼の代表曲を知るようになります。

またこの頃に"エピック系"と呼ばれる
1980年代〜90年代邦楽界隈で成立されていた音楽ジャンルの存在や、
彼もその中を代表するうちのひとりという事を知ったのですが
その手の話を趣味界隈の友達とする時には
「あーー、エピック系なら松岡英明とかよく聴くよ」…と受け答えしてました。

なので、自分の中で松岡さんは(こう言っちゃアレなんですが)ハマる以前から
「80年代の男性ソロアーティストの中ではまぁ割と好きなほう」
といったポジションでした。

☆大川さんの写真展


そんな状況が一変したのが、昨年12月に千葉県浦安市で開催された写真家・大川直人さんの写真展でした。
大川さんは1980年代から現在に至るまで、様々なミュージシャンのジャケット写真などを手掛けられている方。
事前に公開されていた展示内容の中にチェッカーズ・藤井フミヤさんの名前があったことで足を運んだのですが
入場料を払おうと受付に向かったところ、なんと大川さん御本人が受付に!!
驚きつつも、そのまま入場料を払ったところ
大川さんから
「今日松BOWとのトークショーあるけど…来る?」と言われ
これは…断れない雰囲気だなぁ……と思いつつ、
「……参加します」と回答。

大川さん「じゃあ、これ整理券ね。2時になったらまたここ(会場)に戻ってきて。席とか決まってないから」
と、言われるがままに整理券を受け取りました。

写真展自体はほんとうに素敵なお写真ばかりで、チェッカーズ以外にも尾崎豊さんや大江千里さん、渡辺満里奈ちゃんや松たか子さんなど、
わたしの大好きな方々の写真たちがひとつひとつ丁寧に展示されており、
すべてモノクロームの写真で着色されていないからなのか?30年以上前に撮影されたものとは思えない、
どれもタイムレスな輝きを放っているように感じられました。

ひととおり会場を一周し、まだトークショーまでかなり時間があったので
一旦外に出てひとりで近場でお茶をしていたのですが

「…………とんでもない事になったぞ………」
「あの松BOWをまさか生で見れるなんて…………」
「なんか『質問コーナーを設ける』とか裏でスタッフさん言ってたぞ……
何聞きゃいいんだ……ジャストポップアップの事?」

………と、軽くパニック状態。
写真展を見ている間、裏で大川さんとスタッフさんが
「それにしても松岡さん、本当に見た目がお若いからなぁ〜普段のスキンケアについても聞いちゃおうかなぁ〜ハッハッハ」と談笑されているのを耳にしてしまったせいもあり
「そ〜だよ、あの人めちゃくちゃ見た目若いんだった!!!
やっばいどうしよう?!?!」

急いで化粧室に入りファンデーションを塗り直すまでの奇行(?)に走る始末。


頭をぐらぐらさせたまま会場へ再入場、
確か開始10分前に入った記憶なのですがもう既にある程度人が集まっており
展示会の中心のやや広めのスペースに5,6列ほど椅子が並べられていました。


ビビっていたせいもあり、迷わず最後尾……でも、すこしでも姿を見たかったので(笑)いちばん端の席に着席。
ここに座ったことがある意味ラッキーだったのですが
トークショー開始直前にスタッフさんが
「松岡さん、準備OKですかー?」と確認した際、ちょうど楽屋(…って言うのかなぁ)の扉ががわたしが座った位置からめちゃくちゃ近いところにあったこともあり
スタンバイしている彼の姿を一瞬見ることが出来ました。
その時、スタッフさんに向かってニコッと両手で👌ポーズをして反応している姿が視界に入ったのですが
「……めちゃくちゃ可愛い人じゃん」
これが、わたしが「生で見た」松岡英明に対する第一印象でした(笑)

トークショーの内容自体も
松岡さんをはじめとした、展示されている各アーティストさんのポートレート・ジャケット写真撮影秘話や
松岡さんがそれぞれの写真を見た時に感じた印象、
そして昨今配信などの影響により音楽コンテンツの「ジャケット写真」の意味合いが昔と変わってしまったことや、
そんな時代の中、今改めて感じる「ジャケ写」の重要性etc………
どれもこれも、おふたりのそれぞれの音楽や写真に対する思いがものすごく興味深いものでした。
そして松岡さんの若さの秘訣…のような話も上がっていたのですが
「スキンケアは特に何もしてない、シャンプーとコンディショナーはファンの方からいただいたピンクの&Honeyを使ってる」
と回答されていたのが妙に印象的でした(笑)
ちなみに当日松岡さんが着用されていた黒と赤の上着は35年以上前に表参道のMICHIKO LONDONで購入したもので、
「ジャストポップアップの放送第1回目もこれを着た、
当時の日本であまり見ないデザインだったから自分にとってこの服は『勝負服』だった」
とも。



たくさんの貴重なお話を聞けて大満足の気持ちのまま会場を出ようとしたところ、
「どうやら大川さんと松岡さんの3ショット写真を撮ってもらえるらしい」との情報が。
テンション爆上がり状態、「こんな貴重な機会なんてもう二度とないんだから!」と思い会場へ戻ったところ、

…………ここについては正直なぜこんな展開になったのか記憶が曖昧なのですが
何故か松岡さんと一対一でお話する機会がありました。

松岡さん「写真展、どうでしたか?」
わたし「えっ(戸惑)、はいめちゃくちゃ良かったです!!
わたしチェッカーズが好きで、だから今回これ(写真展)見に来たんですけど、どれもすっごく素敵でした!!」
松「そっかぁ〜」
わ「そういえば今日松岡さんが着られてるお洋服って当時のお衣装ってさっき(言ってましたよね)……」
松「そうそうこれMICHIKO LONDONでね〜
(上着の裏側を捲って見せてくれながら)コレねぇ、切り返しの部分こうなってるんだよ〜」

……多分こんな会話をした記憶。
聞かれてもないのに、自分がチェッカーズ好きということを打ち明けてしまったような………??


2,30秒?いや、もっとかなぁ……?
そこからしばらく会話のない「無」の状態が続き、
「………やばい、どうしよう気まずい……」と思ってた矢先に大川さんが来てくださり、3ショットを撮っていただきました。

フラッシュを焚いていたのか、会場が薄暗かったのか
3人共顔に影がかかりまくってる



そこで大川さん含めおふたりと(松岡さんとはふたたび)お話できる機会がありました。

大川さん「やっぱこういう(80年代の曲とかに興味がある)のって、お父さんお母さんの影響なの?」と聞かれ
わ「いえ全然そういうのじゃないです、
親の影響とかじゃなく普通にYouTubeとかで勝手にハマってって……
あ、わたし松岡さんの曲だとWonderlandがいちばん好きです
松「え〜めっちゃ嬉しい〜!
ライブも是非来てね〜!Twitterもやってるのでフォローしてね〜」

☆ 「過去の作品も「今」という生命力を吹き込むことすら出来るのかも」


………ほくほくした気持ちのまま家路に着き、
家事も済ませたし、やる事やったから深夜0時だしさぁ寝るぞ……
あぁそういえば 松BOWってTwitterやってんだっけ…フォローするかぁ………
と、寝る直前に彼のTwitterを開いたところ

今日の大川さんの写真展のトークショー、僕の歳の半分以下ぐらいの若い年代の方も参加してらして
3ショットのチェキを撮る時に大川さんも少し珍しく思ったのか
「やっぱりお父さんお母さんの年代がちょうどだったりするんだよね一」
みたいなことボソッと呟いたら...

「いえ全然そういうのじゃなく普通にYouTubeとかで...」
みたいに答えてて
なんか、ちょっと嬉しくなった

そんな風にして今の子たちは自分が「良い」と思ったものを自然に「今」リアルタイムに
好きなものとして楽しむんだなーって
あれれ...いや、言葉にすると超普通のこと書いてるなー...むむむ

2022.12.11 @eveeve_info ※削除済み


わ た し や ん
どう考えたって、今日あの会場で20代は自分だけだったぞ??
わたしやん、どうしようとんでもない事になっちまった

と、ビビりながら暫く彼のツイートが続いているのを読み進めたら、

なんかねー
上手く言えないけど80年代ブームとか昭和レトロとかを楽しんでる人達とも、ちょっと違う香りがしたんだよねー
なんだろー?
もっと自分事ってゆーか、そういう
ブームとかと違う0距離で自分の好きなものに接してる感じとでも言う
か..
大川さんの写真見て、どんなこと感じたんだろ?

僕のことも知っててくれて「ワンダーランドが一番好きです」だって...嬉しいねー😭
大川さんにしても僕にしても他の同世代アーティストにしても
自分たちが残した作品に、世代を越えて何かを感じてくれる人達がいるなんて
当時はあんまり想像もしてなかったと思うけ

これがまさに「今」なんだな♪

2022.12.11 @eveeve_info ※削除済み

(中略)

なんか自分が伝えたかったことと少し違うな
ーってモヤってたのですが
ちょっと今気づいたので補足!

2022.12.11 @eveeve_info ※削除済み

(中略)

良いものは世代を越える、みたいな話じゃな

「今」の思いを大事に傾けて仕事をすると、
過去の作品も「今」という生命力を吹き込むことすら出来るのかも!
みたいな所に感動した事を伝えたかったのかも!

2022.12.11 @eveeve_info ※削除済み



…………。
ほんの2,3分会話しただけでここまでわたしのことを見抜いていたこと(しかもそれが全く間違っていないこと)
そして、「若い世代が80年代のカルチャーに触れること」に対して、
こんな素敵な着地点の考え方を持たれる方
だとは。

それまでは彼の「音の世界」しか目を向けて…というか、耳を傾けていなかったけれど
いままで知らなかった彼の"内面的な部分"・"物事の捉え方"かとても素敵で、大人として尊敬できる部分が大きくて……
気がついたら、ほんとに「ひと」としても好きになってしまったんです。


………まとめ方が難しいですよね、こういう話って(笑)
以上が「わたしが松岡英明のファンになったきっかけ」でした。

☆おわりに


完全に自分の備忘録として残したかっただけなので
勢いで書いてしまった部分も多々あります。
もしかしたら、後で見返した時に
「~~~これはちょっと……???」と感じるところもあるかも?
でも、敢えてそのままにしておきます(笑)

自分の中でも、いわゆる「推し」と呼べるひとたちはいくつかあるのですが、
その中でも特に「好きになったきっかけ」エピソード妙に印象的だったのでつらつらと書いてしまいました。

かなりの長文になったことで
「ファンになったことで見えてきた松岡英明の好きなところ」だとか
「ライブのときの彼の魅力」とか、
「好きな楽曲」とかを全然書き記せなかったけど………

でも、そういうことを書き留める以前に、
この事だけはどうしても残しておきたかった。
さっきも書いたけど、
絶対に自分の中で忘れたくないから。
だって、大切な思い出だから。


残念ながら、松岡さん御本人は今年の3/31でTwitterを辞めてしまった。
Twitter上の松岡さんはかなりフランクな方だったので、
わたしもファンになって以降何度かリプライを頂いたこともある。
でも、Twitterを辞めてしまったいま……
ライブ終わり、サインを描いていただく時など
直接出向いたときにほんの少しお話ができる時以外では
彼に「きもち」を直接届けることは
もう、できない。


でも、もし…
海に投げた瓶詰めの手紙が、偶然見知らぬ誰かの手元に渡るように
このnoteがなにかの奇跡で御本人の目に入ることがあったら………
すっごくすごく、うれしいです。
(でもちょっと恥ずかしいけどね!)

では。

☆おまけ☆


実は今日(6/10)松岡さんのライブがあったのですが
諸事情で行くことができず……
だから「今日しかない!」と思い、急いでこの記事を書きました
7/2のライブは行きますので何卒🍀


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