【国際結婚で大変なこと】50万円かけて全然面白くない里帰りをする
昨日は夫の誕生日だった。明日は私の誕生日。私たちの誕生日は2日違いなので、休みが一緒にとれたときにまとめてお祝いしている。
ということで誕生日当日は特に何もしなかったけど、あさってはカーシェアで海側までドライブに行くつもり。楽しみ!
プレゼントというわけじゃないけど、今年の7月にドイツに行くことにした。夫はなんと2018年以来6年ぶりの帰国!
国際結婚の試練は帰省
ふたつ前の記事で国際結婚っていっても特に大変じゃない、という話をしたのだけど、大変なことがあるとすれば里帰りだ。
ヨーロッパまで行こうとすると弾丸とはいかない。少なくとも滞在7日と移動の2日くらいのまとまった休みが必要だと思う。
コロナ前は円安も今ほどひどくなかったし、オイルの値段も安定していたので、日本からドイツまで往復で15万円程度だった。今はオーストラリアからドイツまで、安くても往復25万円、高いときは往復45万円もする。それをふたり分払うのだ!
オーストラリア移住2年目になり、そろそろ一時帰国してもいいかなと思っていたころ。日本への帰国ならジェットスターで5万もあれば往復できるし、直行便なので寝て起きたら着く。なんなら3~4日休みがあれば帰国できる。
ドイツ帰国は時間もお金もかかるし、何より私は別にドイツに行きたくない。旅行でドイツに行くのと夫の帰省に付き添ってドイツに行くのでは全然違う。2018年にドイツに行ったときはクリスマスマーケット以外マジでどこにも行かなかった。肝心のクリスマスマーケットも時差ぼけでめちゃくちゃ眠かったし、雨だったし、寒かったしであんまり覚えていない。
唯一のドイツの友人は英語ができる義姉と義妹で、そのふたりがいないと私は友達やら親戚やらの家に連れていかれ、一言もしゃべらずに知らない人の家のソファでわからないドイツ語を聞いて座っているだけなのだ。はあー。
さっさと行って帰ってこられる日本帰省より、高くて面白くないドイツ帰省を選んだのは、実は私がひとりで感じている夫とお義母さんへの罪悪感を止めたかっただけだ。
家族に会えない人生はダメだ
私は2023年の2月まで自分の国に住んで不自由なかったが、夫は2017年に国を出て以来一度しか帰国していない。お義母さんは決して華やかではないシンプルな暮らしをするシングルマザー。ドイツの空港で、それから結婚式のために日本に来たときに、息子に会って泣いてしまったお義母さん。
結婚式で日本に来たときに、私の母は夫の母に聞いた。自分の子どもが遠く離れた国に行ってしまうのはどんな心境かと。
私も20代の頃はしょっちゅう日本を離れて放浪していたので心配だった気持ちを、夫の親と共有したかったのかもしれない。
お義母さんは、正直に言うととても寂しいけど、しょうがない。息子を応援しなければ、と言うのだった。強くて優しいのだ。
私はいつでも日本に帰れるけど、夫とお義母さんがずっとずっと会えないのはなんだか心もとない気がしていた。うちの家計は全然余裕ないけど、家族に会えない人生なんてあんまりだ。お金はなんとか工面しよう。
お義母さんが喜んでくれたらいいな。
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