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不器用なあなたへ

こんばんは。kanaです。
今回は私が記事を書きます。ぜひ覗いていってください^ ^


コロナが大流行する前、私は初めて舞台を見に行きました。

それは、どうしようもなく不器用で、自分を許せずに自分を罰するように生きている男女の物語でした。魂のこもった迫真の演技、というか込められた生命力や思いに息をするのも忘れる感覚だったことを今も鮮明に憶えています。

舞台 というものを初めて見た私はどのくらいの大きさの劇場がオーソドックスなのかは分かりませんが、小さい劇場にたっくさんの観客が所狭しというくらい入ってその舞台を見る
まさに彼らのいうところの決して胸を張れない人生、をこっそりのぞいているかのようでした。


その彼らの物語はたった一晩。
でもふたりは出会い、関わり、生きる苦しさや夢、自分の感情をぶつけ合い、大事なことに気づきます。



かく言う私もとても生きることに不器用で
悩みや苦しさってなかなか尽きないものだなと時々思ってしまいます。

人生は主観だなあと思うから、きっとそう感じる人って多いと思います。
思い通りにいかなかったり、自分の考えていた未来が崩れていくようなときは誰にでもあって、そういう時はなおさらそう感じるかもしれません。

苦しみや不安や辛いことが全くない人生なんてないでしょう。


それでも、どんな向かい風が吹いているときも、前が真っ暗に感じるようなときも、私は一人じゃないことを知っているし、
涙が出るくらい幸せを感じる瞬間があることを知っています。
愛をくれる人がいることを知っています。

どんなに大変でも、辛くても苦しくても
いつかに繋がっている未来を私が信じ続ける、と思って生きていく。



舞台のなかの彼らは気づいたのです。

今までの過去は変わらない。許せない自分は変わらない。今の境遇が今日から突然明るいものに変わるわけではない。
でも昨日と大きく違うことは、愛や希望があること、苦しさを知っていてくれる存在がいることを、今の自分は『知っている』ということ。

それが、どんな逆境の中でも、自分はなかなか変われなくても、
知っている自分か、知らない自分か、それだけで大きく世界の見え方は変わるんだということ。


そんな自分を、愛して そして許して、

どんなに辛くても、幸せに生きる!ということを逃げや辛さで見失わずにいたいものです。

世界にたった1人のあなたは間違いなく、素晴らしく素敵です。



世界はきれいだ
世界は優しい

と、そんな単純じゃないことは誰もが知っているでしょう

でもふと香る匂いにあたたかさがあったり
映る世界が無性に眩しかったり
聞こえる音に安心したり

そんな心のフィルターを通した自分の世界にときめいて、恋して。

たくさん悩んで、たくさん笑って、
苦しいくらいたくさんの感情と思い出が詰まった軌跡を抱えて、
自分の愛が向く今をこれからも一生懸命生きていきましょう。



最後に、ウンベルト・サバ(須賀敦子訳)の言葉を送ります。

『人生ほど生きる疲れを癒してくれるものはない』


もう、夏ですね。
明日も素敵な1日になりますように。

                   kana


追記
見てくれた方本当にありがとうございます。
よかったら、「〇〇なときに聞きたい言葉」など、ぜひリクエストをください!
また、自分が大事にしている言葉などもありましたらぜひ教えてください。


※このnoteはmana&kanaの共同です。投稿の最後に投稿者の名前を書いています。


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