横浜の休日 10 〜麗しい薔薇とハロウィーン気分を満喫!秋の山手西洋館めぐりのこと〜
本日ご紹介するのは
「横浜山手西洋館」7つ。
JR「石川町駅」から
みなとみらい線「元町・中華街駅」の間
(山手イタリア山庭園/
元町公園/港の見える丘公園)に
点在しております。
全て無料で公開されているのです。
10月18日(火)~31日(月)の期間は
ハロウィン装飾も愉しめます。
外交官の家
<山手イタリア山庭園>
明治政府の外交官
内田 定槌(うちだ さだつち)氏の
邸宅として東京渋谷に建てられたこちら。
1997年に横浜の地に移築復原され
重要文化財となっております。
建築は、J.M.ガーディナー氏。
華やかさと、
穏やかさを兼ね備えた洋館は
庭園も素晴らしくて。
薔薇の季節は
より魅力的に映るスポットとなっております。
一階の「ブラフガーデンカフェ」には
秋晴れの日に過ごしたいテラス席も。
そして、ハロウィーンの
装飾はこのようにされておりました。
ブラフ18番館
<山手イタリア山庭園>
外交官の家のお隣。
大正末期から昭和初期の建物で
カトリック山手教会の司祭館としての
歴史を持ちます。
お上品な色合いのお部屋には
ハロウィーンの飾りもよく似合います。
お庭の薔薇も綺麗に咲いておりました。
ちなみに、 ブラフは崖の意味があるそう。
ベーリック・ホール
<元町公園>
イギリス人貿易商
B.R.ベリック氏の邸宅として
昭和初期に建築されたこちら。
J.H.モーガン氏の設計です。
広々としたリビング
(訪れた時には会社の内定式が
開催されていました。それほどに広くて。)
とダイニングに
窓が特徴的のお部屋。
麗しい上にぬくもりのある
空間が広がります。
リビング横のサンルームの
飾りもエレガントでした。
エリスマン邸
<元町公園>
ベーリック・ホールと
小道を挟んだところにある
こちら。
生糸貿易商エリスマン氏の私邸として
大正時代に建築されました。
アントニン・レーモンド氏の設計です。
かつての厨房は
「カフェ エリスマン」となっていて。
お紅茶とボロネーゼをいただきました。
ごろっとしたお肉が美味しく
また手描きのお皿が可愛かったのです。
(喫茶室はお席が少ないために
待ち時間が長くなることがあります。
余裕のある時に足を運ばれることを
おすすめします。)
山手234番館
<元町公園>
エリスマン邸の斜め向かいにある
こちらは
昭和初期、外国人向けの
アパートメントハウスとして
建設されました。
設計は、朝香吉蔵(あさかきちぞう)氏。
お隣のカフェ
「えの木てい」も朝香氏の
設計だそうです。
(「えの木てい」については、
次の記事でご紹介します。)
横浜市イギリス館
<港の見える丘公園>
港の見える丘公園にある
イギリス館。
英国総領事公邸として
昭和12年に建てられました。
薔薇を始めとする
花々に囲まれた洋館となっております。
山手111番館
<港の見える丘公園>
イギリス館の向かいに立つ
こちら。
港の見える丘公園の
ローズガーデンを見下ろすように
建てられていて。
設計は、ベーリック・ホールと
同じJ.H.モーガン氏。
大正時代の建物です。
一階には、薔薇好きにはたまらない
カフェがあるとのこと。
今回は、
「横浜山手西洋館」の様子を
お伝えしてまいりました。
1858年に開かれた
横浜の港。
隣接する丘の上
山手エリアは
いつしか外交官を始めとする
各国の方々が暮らす場所に。
今も素敵な洋館が立ち並ぶのは
そのなごりなのですね。
坂の多い道のりなので
バスなどを上手に利用されることも
おすすめですが
体力のある方はぜひ
山手エリアのお散歩を愉しみながら
西洋館めぐりをしてみてください。
現在は、薔薇と
ハロウィーンの装飾(10月31日まで)が
とっても素晴らしくて。
季節がすすむとこれが
クリスマスの飾りに変わるようです。
こちらも綺麗でしょうね...♡
各洋館のご紹介に使わせて頂いたのは
館内にて販売されております
「絵はがきセットA」の水彩画です。
写真・文=Mana(まな)
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