マガジンのカバー画像

#日本の休日【休日シリーズⅧ】

100
素敵な「国内の旅先」の情報をお届けしていきます。
運営しているクリエイター

#夏の思い出

京都の休日 49 〜【二尊院】小倉山で青紅葉と花々愛でるひと時を〜

南の「嵐山」に、 北の「小倉山」。 嵯峨・嵐山の美しい景色を 主役となりつくり出している二山です。 今回はこの大堰川(おおいがわ)の北岸に そびえる「小倉山」の 「二尊院(にそんいん)」を ご紹介いたします。 正式名称は 「小倉山二尊教院華臺寺 (おぐらやま にそんきょういん けだいじ)」。 834〜847年に 嵯峨天皇の勅願(ちょくがん)により 建立されました。 こちらのお寺の特徴は、 「二尊院」の名の通り 「釈迦如来」様と「阿弥陀如来」様の 二尊が祀られてい

京都の休日 48 〜【落柿舎(らくししゃ)】青柿の夏、日本家屋の涼しさに感嘆いたしました〜

晴れ渡る 七月の嵐山。 竹林の小径にさえも熱がこもっているように 感じられる暑い日でした。 そこを抜け、小倉池を通り 向かったのは「落柿舎(らくししゃ)」。 本日は、この場所を ご紹介したいと思います。 「落柿舎(らくししゃ)」は、 松尾芭蕉の弟子 向井去来(むかいきょらい)の 別荘でした。 松尾芭蕉は三度ここを訪れており 長期滞在中に 『嵯峨日記』を随筆しております。 さて、この 「落柿舎(らくししゃ)」、 向井去来(むかいきょらい)が 自ら「落柿舎の去来」

京都の休日47 〜【嵐山よしむら】渡月橋を眺めながら、美味しい「お蕎麦」と「かき氷」を〜

渡月橋のある景色。 何度訪れても 惚れ惚れする嵐山の絶景ですよね。 これを堪能できるだけでも おごちそうなのですが こちらを眼下に 美味しいものをいただける お店があるのです。 「嵐山よしむら」さんです。 蕎麦の実と手打ちにこだわる お蕎麦屋さん。 景色がいい上に比較的お手頃なため これまで行列ができていたり 売り切れとなってしまっていたりで なかなか入ることができなかったのです。 それが今回、幸運にもお邪魔させていただくことが できましたので、その様子をご紹

京都の休日 46 〜【嵐山】夏の風物詩、鵜飼(うかい)に魅せられた夜のこと〜

まるで平安時代に タイムスリップしたかのような ひと時でした。 夏の夜の風物詩 「鵜飼(うかい)」。 これを船上より鑑賞した様子を 今回はご紹介いたします。 場所は嵐山を流れる 「大堰川(おおいがわ)」。 平安時代より船遊びの場となっていた 景勝地です。 夜8時。 こちらの小舟に乗り込みます。 しっとりとした 夜の雰囲気の中を かがり火に向かい 進んでいきました。 かがり火のある小舟には 「鵜匠(うしょう)」の方々が控えていて。 風折烏帽子(かざおれえぼし

京都の休日 45 〜【嵐山 祐斎亭】水鏡に広がる四季とお抹茶を〜

嵐山の四季。 数多くの和歌にも詠まれ 古来より人々に愛されてきた まさに「芸術」ですね。 この麗しい風景をお抹茶とともに 堪能できる場所を 今回はご紹介いたします。 築150年の 「嵐山 祐斎亭(ゆうさいてい)」。 見学可能な アートギャラリーとなっている こちらの場所は 
かつて「千鳥」という料理旅館でした。 京都の舞妓さんや芸妓さんの 憧れだったそう。 川端康成が『山の音』を 随筆した地でもあります。 それでは、さっそく
館内の ご紹介をしてまいります。