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#日本の休日【休日シリーズⅧ】

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2022年8月の記事一覧

箱根の休日 2 〜【岡田美術館】日本画の殿堂で秋のお花見を〜

2013年秋、 温泉地として有名な 小涌谷にオープンしたのが 「岡田美術館」です。 殿堂と呼ぶにふさわしい 450点が展示された美術館。 現在開催中なのが 『花鳥風月 名画で見る日本の四季 琳派・浮世絵から御舟・一村まで』 2022年3月6日(日)~2022年12月18日(日) でした。 これが麗しくて! 5階建ての3階に その企画展が。 円山応挙の 初秋のモチーフ、綿の弾けた実と 愛らしい子犬の描かれた 《子犬に綿図》 酒井抱一 《月に秋草図屏風》や 鈴木其

箱根の休日 1〜【ポーラ美術館】珠玉の作品と出逢いました〜

箱根にあります ポーラ美術館へ行ってまいりました。 現在開催中の 『ポーラ美術館開館20周年記念展  モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に』 とっても素晴らしかったのです! まず出迎えてくれるのは ポーラ美術館の顔ともいえる ピエール・オーギュスト・ルノワール 《レースの帽子の少女》。 ルノワール作品で 一際美しい「青」が 少女の瞳の色となっております。 クロード・モネの 睡蓮がモチーフとなった作品は二つも。 水面の麗しい 《睡蓮》も 橋の美しい

京都の休日 57 〜おいしい可愛い!食卓まわりの「京」みやげ7選〜

旅の終わり。 「おみやげ探し」を かならずしてしまうのは その余韻を形として持ち帰りたい 気持ちからでしょうか。 今回は、京都でおすすめのおみやげ 7つをご紹介いたします。 1.【やよい】おじゃこ 「おじゃこ」とは、ちりめん山椒のこと。 ちりめんと山椒をお醤油で炊いた シンプルな一品でありながら、 京都の文化が詰まっていて。 海から遠くお魚を保存する必要があったこと、 「山椒」を芽、花、実と愉しむ習わしのあることの 両者が見事に合わさったのが「おじゃこ」なのです

京都の休日 56 〜【智積院(ちしゃくいん)】桔梗美しい夏の総本山へ〜

成田山新勝寺、
川崎大師平間寺、 髙尾山藥王院の大本山、 東京都の高幡山金剛寺。 訪れたことがなくても 一度は名前を耳にしたことのある これらのお寺。 そのすべての総本山が 京都東山七条にある 「智積院(ちしゃくいん)」なのです。 本日は、この「智積院」の魅力を たっぷりお伝えしてまいります。 ✴︎3000余りの寺院の総本山。 冒頭にあげた寺院を始め 3000をこえる真言宗智山派のそれの 総本山となっている智積院ですが 苦難を経て、 今に至っているそうなのです。

京都の休日 55〜【祇をん 萬屋】ミシュランガイドに載る花街の美味しいおうどん屋さんへ〜

香り、のどごし、お味。 その完璧な調和を愉しめる おうどん屋さん を今回はご紹介いたします。 「祇をん 萬屋(ぎをん よろずや)」さん。 華やかな祇園の街に 小さく佇むこちらのお店。 暖簾をくぐると 清らかさと温かさが広がります。 選んだのは、 冷たい「なっとう」のおうどんと 温かい油あげ入りの 「えびな」。 注文を終え、待っていると 「シャキッシャキッ」と丁寧に 葱を切る音が厨房から聴こえてくるのです。 その心地良さに 癒されていると いよいよ おうどんが