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英国大でのんびりロシア語🇷🇺[①冠詞]

Здравствуйте. Меня зовут Манака. Я студентка б Университетском Колледже Лондона. Я люблю хожу в музей.

Hello, my name is Manaka (I am called Manaka). I am a student at University College London. I love going to museums.
1学期にロシア語を履修して、自信を持って言えるのはこの程度である。

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初めに:ロシア語を履修している

大学でロシア語を履修している。たった45単位(=3科目)分しかない自由選択科目のひと枠を使って、2学期間ロシア語初級を学んでいる。

勉強するチャンスがあるうちに学んでおけば、後々の人生で役立つだろうな、と思って、ロシア語とフランス語を少しずつ齧っている。決意がよわよわ人間なので、大学のような「お尻を叩かれる」環境にないと、言語を学べない、というのもある。フランス語は過去形まで行って、一旦お休み中だ。

ロシア語初級(Russian A)の先生は、ソビエト時代を経験したロシア語ネイティブの教授で、フランス語とドイツ語と、中国語を少し話せる。私のクラスメイトは、英語(共通語)と、中国語・フランス語・ドイツ語・日本語(私)のいずれかを解する。なので、文法事項の説明をしていると、たびたびフランス語や中国語の語法に話が飛ぶのが面白い。毎週たった2時間の授業だが、すごく楽しみに授業を受けているので、一つマガジンを立てて定期的に日記にしていきたいと思う。

中身のあること:発音

юという音がある。日本語の教科書だと「ウィ」と表現されているが、「腹を強く殴られた時のウ゛」の音である。口の奥に箸を差し込んだ上で「ウ」という時の音でもある。先生はその2つを丁寧に実行した後(腹を強く抑えて「ウ」と発音し、ペンを念入りに消毒して喉の奥に突っ込んで「ウ」と発音した)「サムライがハラキリするときに、刀をお腹に指す時の音よ」と表現しておられた。「そうよね?」と言われたので、「ハラキリしたことがないので……」と述べる羽目になった。ハラキリしていたら英国の大学のさっむい教室でロシア語を学んでいない。

中身のあること:冠詞

英語を学ぶ時に苦労して、いまだにすこぶる苦労するのが、冠詞の使い方だ。日本語に冠詞の概念がないからか、すぐにaもtheも忘れてしまうし、IELTSの対策をしていた時や、スピーキングのテストの対策をしていた時に散々直された。Japanese GovernmentではなくThe Japanese Governmentだし、Societyは「特定の人々の集まり」を示すときは冠詞がつくが、哲学的に「社会的規則下にある人々の集団」みたいなことを言いたいときは冠詞がつかない。フランス語に至ってはle(l')/la/lesと男性名詞・女性名詞・複数形で冠詞が変わるので大混乱である。

その点、ロシア語は冠詞がない。最高だ。Я снимаю квартиру. I rent an apartment (a room in an apartment). 私はアパートの部屋を借りている。

Я(主語・私) снимаю(動詞かりる・一人称活用) квартиру(目的語アパート・目的格)
I(主語・私) rent(動詞・お金を払って借りる) an(冠詞・一つの) apartment(目的語・アパート).
私はアパートの部屋を借りている。

その代わりに、格変化の種類が6種類ある。上の文章なら、本来「アパート」を示す単語はквартируаだが、目的語として使われているのでквартируになっている。中国語でも同じような変格があるらしく、中国語を解する皆さんは理解していたが、私にはさっぱりである。Nominative(主語になるとき)、Accusitive(目的語になるとき)、Genetive(名詞を形容詞的に使うとき)、Prepositional(前置詞の後に来るとき)、Dative & Instrumental(未知の世界)。1学期はどうにか英語だけで乗り切ったが、2学期は日本語の参考書も買った。努力ではどうにかならないものもある。

おわりに

もう無理〜〜〜とぼやきつつ、ロシア語の授業に出向く。ちょこちょこ、ソビエトの話、中国の話、フランス語との比較の話、日本との関わりの話などなど、メモしていきたい。どうぞお付き合いを。


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