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【キャンパスツアー】ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジという大学

ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ という大学に在籍しています。今回、アルバイトの関係で大学中を歩き回ることがあったので、お散歩がてら大学中の写真を撮ることがありました。200枚くらい撮ったので、ここに供養したいと思います。気分で今日は敬体でいきましょう。
(想定される質問:暇なんですか? 回答:現実逃避です)

最初に

UCLは、世界最大規模の研究大学で、世界8位にランクインしています(QS世界ランキング)。11のファカルティー(学部?)が存在します。45000人くらいの学生がいて、だいたい半分が留学生。英国籍の学生が残りの半分だけど、必ずしも彼らが「イギリス人」というわけではなくて、ハーフやクオーターの人が多い印象です。
1826年に設立された弊学は、「最大多数の最大幸福」を唱えたジェラミー・ベンサムを理念上の設立者として、イングランドで初めてキリスト教以外からの学生・女性・いかなる人種の学生を受け入れた、多様性にコミットした大学です。多様性を重んじる姿勢は今日にも受け継がれていて、留学生の数やその研究内容に反映されています。

メインキャンパス

メインキャンパスは円柱が並ぶWilkin's Buildingが聳え立っています。

Wilkin's Building

屋台みたいな形で、キャンパス内や大学の周りにコーヒースタンド・パン屋さん・ワッフル屋さんなどが出ています。

ちょうど卒業の時期なので、写真を撮れるモニュメントも用意されています。
Cruciform

後ろを振り返ると医学部の建物。上空から見るとXの形の建物になっています。

中に入ると、廊下。展示コーナーがあったり、中庭につながっていたり。

大学の研究及びコレクションを保存する愛校精神っぷり。
Wilkin's Terrace

外を覗くと、のんびりご飯を食べたり喋ったりできる場所がちらほらあります。大学の中庭のような。

廊下の途中には階段があったり、他の建物に接続していたりするのですが、特筆すべきはメインライブラリーでしょうか。階段を登ると、ずらりと本が並ぶ図書館にたどり着きます。

階段を登っていくと、中央図書館と大学美術館・博物館があります。法学系の本をメインで置いているような。

これがちょうど円柱の内側。
ずらりと本が並びます。

図書館を出て、中庭に出てみましょう。自習棟と先ほどの廊下の間は中庭のようになっていて、Japan Gardenと呼ばれています。伊藤博文など現代日本の父がUCLを訪れたことを記念して作られた場所で、桜の木が植えられています。

桜の木を横目に、庭園の下に向かいます。大学は多重構造になっていて、どこが一階なのか、どこが地上階なのかよくわからないのです。

左奥の階段を降りると、Rafectory。勉強スペースのようになっていて、カフェコーナーと食堂のようになっています。ラフェクトリーと呼ばれています。外国の高校を彷彿とさせるような。

中で食べ物を買えます(買ったことないけど)
ラフェクトリーの横を通り抜けましょう

そのまま奥に進みます。あまりこないけれど、アドミン関係のオフィスが色々入っている…はず。

建物の中を抜けて、階段を登って、先ほどの中庭に戻ってきました。

Student Centre

Japan Gardenの奥に立つ建物を通り抜けましょう。

このガラス張りの建物は、Student Centre。自習棟になっていて、パソコンがある部屋・静かに勉強できる部屋・グループスタディの部屋…とさまざまな部屋を用意しています。

1階(グラウンド・フロア)にはジェラミー・ベンサムのミイラが。頭だけ偽物で、体は本物のミイラです。頭はかつてKingsの学生に盗み出されてから、偽物に置換されたらしいです。
そのまま階段を降りて、学生会館の裏に抜けます。ここからは、怒涛の理系学部の建物が並びます。イメージ的には、大学の中を歩いている感じ。

ノーベル賞受賞者の名前にあやかった名前
ヨーロッパ文化・社会研究をやっている学部の建物

この辺の建物は、普通の民家を大学の建物に改造したような感じで、小さい部屋が3つ/建物くらい収まっています。Gordon Housesと呼ばれていて、10軒くらい小さいお家が並んでいます。たまに授業でいくと、家感に笑ってしまいます。

振り返って奥に進みましょう。

奥に見えるはBTタワー

奥にはBTタワーと呼ばれるテレビ塔が見えます。日本でいう東京タワーみたいな。

生物学部の建物や
カフェを抜けて
キャンパスを東に抜けることにします

「哲学のアーチ」と呼ばれるアーチ。哲学部の建物の下を通っていく構造になっています。ここまでくると、本当に騙し絵のように1階と地上階が混ざり合っています。

これもキャンパスの内側だと思うと、訳がわからなくなってきますね。UCLは大英博物館に続いて、最大級のエジプト・スーダン考古学のコレクションを有しています。Petrie Galleryと呼ばれています。

ここのピザ屋さん美味しいらしい
サイエンス・ライブラリーを覗き見したり
エンジニアリングの建物は綺麗だな〜と思ったりしつつ、

理系の建物の中に、BAScの建物があります。BAScは文系・理系統合学部の通称で、UCLのほぼ全学部から好きな授業を履修できるらしいです。リベラルアーツの良い形だな、と思います。こんなところに突然あったので、ちょっとびっくりして写真を撮りました。

ここが大学の東端になります。メインキャンパスを抜けました。

道を渡って、他の建物を覗き見しましょう。

Senate House

奥に見えるのがロンドン大学の本部です。ジョージ・オーウェルの「1984」にはMinistry of Truthが出てきますが、それのモデルになったのがこの建物らしいです。ちょっと嬉しいですね。

牛さんを見て
左にはBirkbeck, University of London、右にはSOASの建物があります。
SOASの横を抜けて、
UCLの教育学部(Institute of Education)の裏まできました。

UCLの教育学部は、もともとロンドン大学・大学院大学として設立されたのを、UCLが統合してUCLの一部になったらしいです。教育分野で世界1位のすごい学部。Social Scienceという学科があるけれど、哲学・心理学とかを含めた文系科目を広く取れるのが面白そう。

そのままIoEを抜けて、
去年ファンデーションコースを履修するはずだったCenter of Language and International Educationを見て
道を渡りましょう

この辺は、London School of Economicsの学生寮があったり、SOASの建物があったりして、段々UCLの影が薄くなっていきます。

緑が多い街ですねえ
政治学部と、
考古学部を発見。

考古学部は世界8位らしい。考古学を学部でやろうと思ったことがなかったから考えたことがなかったけれど、どこまでを考古学の対象にするのでしょうか。

そのまま西に進みます。

人類学部、
東ヨーロッパ研究学部を通り過ぎて、
キャンパスの方角に戻ります。
Student Centreがある道まで戻ってきました

この通りには、先ほどのStudent Centreが面しています(ぐるっと回って戻ってきたわけですね)。他にも、大学の劇場があってミュージカルサークルがミュージカルをやったり、ジャズをやったりしたり、大学併設のジムがあったりします。学生連合の福祉設備が整っている場所。

数学学部を発見して、
大学の西の端を通ると、
ロンドン大学病院があります。

そのまま左折して、キャンパスに戻ることにしましょう。

メインキャンパスに戻ってきました。

楽しかったですね。後半だいぶ流しましたが、それは大学の建物の中は言うことがあるのですが、独立した建物についてはいうことがあまりいうことがないからです。

おまけ

綺麗なお花が咲いていました。

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