【日記】クリスマスマーケット@ロンドン
ポン。滅多に開かないSNSに通知が浮いた。留学一年目からの友人が連絡してきた。
「来週暇な日ある?」
SNSは来たときに既読を付けないとずるずると返信できなくなる。なので既読を付けたが、バイトのシフトが出ていないことに気がついた。説明が面倒だ。既読をつける。数秒。
「あ、バイトのシフトまだ出てないよね」
何もいう前に相手が気がついた。3年目の友情(?)に頭を下げつつ、彼女と私の面接と授業とバイトの合間を縫ってクリスマスマーケットに行くことにした。毎回昼からあいたいのに、結局まとまった時間が取れない。やたら寒い冬のロンドンで目指すはレスター・スクエアだ。
さむい
冬のロンドンは寒い。12月初めの昼間で1℃とかしかないし、夜は氷点下だ。6時に面接終わるから!!!という彼女を外で10分ほど待って、「寒いんだけど!!!」と言いつつ歩く。忙しいのわかってるよ、お互いね。
彼女が言った。この前その辺に日本の麺屋できたじゃん、あの〜マルゲインみたいな。しばらくフリーズして、丸亀製麺のことかとシナプスが繋がった。Marugameってameの部分だけ抜き出すとゲインになるのか?ineだったらゲインだっただろうな。
広場の真ん中を、高い木の柵で囲っている。その中に屋台が立ち並ぶのがクリスマス・マーケットだ。
イギリスのクリスマスは、ディズニーランドの屋台とイルミネーションを濃縮させてヨーロッパ風にした感じ、と説明するのが一番なのかな、と思う。普段はパディントンベアの座っている公園が、屋台村に様変わりしていた。
マシュマロを焼く焚き火がある。スヌーピーの漫画を読んだ人ならわかると思うが、マシュマロは木にさして焼くか、ホットチョコレートの上に載せるものだ。
奥に進めば、人も増えてイルミネーションも煌びやかさを増す。ザ・クリスマス、という感じの装飾がなんだか眩しくて嬉しい。
フォッジを量り売りしていたり(ファッジか?)
選べるソーセージを焼いてホットドッグにしていたり、
スカンディナビアっぽいお皿を売っていたり、
もちろんクリスマスのオーナメントも売っていたりする。
ドーナッツを目の前で揚げて美味しそうにトッピングしてくれたりもする。
どこにしようか〜〜〜と散々迷って、上にホイップクリームとマシュマロのたくさん載ったスペシャル・ホットチョコレートを買った。どちらかといえば軽くてシュワシュワとしたマシュマロが程よく溶けて美味しい。
ホットチョコレートを飲みつつもう2周くらいして(大きさとしてはそんなに大きくないのだ)、揚げたてのチュロスを買うことにした。ちょっと遠くから眺めて、新しいのをあげたタイミングで列に加わる。
シュガーかヌテラをつけられるから、それならばとカトリーをとてヌテラにした。チュロスといえばもちもちした印象だが、今回はもっと軽くて、噛むと油が染み出してくる、私が知っているチュロスとはちょっと違う。違うけど、熱々だしカリカリだし、これはこれでおいしい。
いつも、旅の最後をアイスクリームで締めくくる。前回はちょうど良いアイスクリーム屋がなかったので、テスコのチョコレートアイスバーにしたけれど、今回は家の近くの美味しいジェラート屋でジェラートを買って帰った。
私はストロベリー・チーズケーキと塩キャラメルのコンビネーションにした。横で「今日はもう十分チョコレート食べたからチョコレートはいいや!!!!」と言った3秒後くらいに「ブラックチョコレートとストロベリー!」と言ったので馬鹿ほど笑った。
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