晴れた冬の日にフレンチトーストを添えて
な〜〜んにもやる気にならない。ボストンから帰ってきたらもう疲れ果ててしまって、Reading Weekの間最低限の労働と生活と学習をしていたのだけれど、やっぱりダメだ。うっすい燃え尽き症候群みたいな。もう1週間以上経つんだけど。
そんなこんなで水曜日。雨がどかどか降る中、大学に行って(大学に行くためにこの国に来たので)、外に出てみたら雨がからりと止んでいて、水たまりの残る街の上には青い青い空が広がっていた。
11月になって、ロンドンはぐんと寒くなった。空気も冷え込んで日が落ちるのも早くなり、冬はもう目前だ。
暖かい家に無性に帰りたくなって、ついでに無性にフレンチトーストが食べたくなって、授業の帰りにスーパーで牛乳とジャムを買った。本当はバターも買ったけど撮り忘れた。
帰ってきて傘を干して、ファブリーズをふる。折りたたみ傘が一時期なんだか生臭くて、友人に電話で「生臭いんだけど…」と愚痴ったら「ファブリーズだよ!」と自信たっぷりに言われた。そうか確かにと思って、それからファブリーズで誤魔化している。
時短のフレンチトーストにした。一人暮らしを始める時、「レシピを探すなら食品会社のページを参考にしなさいよ!!」と言われたので、今回は明治のもので(傘の友人と同じ)。こう思うと、なんだか家事の妖精みたいな友人だな。
卵を溶いて、
牛乳や砂糖と混ぜて卵液にひたす。卵液は片面30秒ずつレンジでチンすれば一晩浸さずに中に染み込むので便利だ。フレンチトーストを食べたい時って「明日の朝に食べよう!」じゃないもんな。
ぼんやりとした意識の中でバターをとかして(暗すぎてピントが合わなかっただけ)、
できた。火を弱火にして蒸し焼きにすれば大抵のものは美味しく焼けることを最近学んだ。それまでは強火で焼いて焦がしていた。
で、さっきスーパーで安売りになっていたクランベリージャムをかけて、
食べた。
美味しかった。たまにはいいかもしれないね。
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