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🇷🇺英国大でのんびりロシア語[④幸運]

火曜日の16時から18時。ロシア語。今週のロシア語の授業から。


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今週のロシア語の授業から。2月8日(火)、寒め。ロングコートとヒートテックだと寒くて、マフラーが必要(忘れたので寒かった)。

年齢を表現する

「私は20歳です」と言いたいとする。
英語だと、'I am 20 years old'.  Be動詞はイコールの意味を果たすから、「私=20歳」である。「am」の前と後ろにくるものがイコールになっている。
日本語だと「私は20歳です」が一般的になるから、英語と似ている気がする。「は」の前と後ろにくるものがイコールになっている。
フランス語だと、'J'ai 20 ans.'となる。 ’'(アポストロフィ)ai’ の部分が動詞avoirの活用で、「持っている」という意味だから、「私は20歳を持っている」という直訳になる。
ロシア語だと、'Мне 20 лет'. 'лет'が「歳(years)」で'Мне'は「私に(Dativeの格変化)」。直訳は「(天の神様から)20年が与えられました」になるらしい。これからも続いていくだろう人生について、「○年を与えてもらいました」というのはなんだか不思議な気がする。

「幸運を祈る」

口頭試問の時に、クラスメイトが一言、'Good luck' と言った。「うまくいくといいね!」の意である。
ロシア語に訳すと'ни пуха ни пера'となるらしい。私の聞き間違いではなければ、和訳(英訳より意訳)は「羽もダウンも持ち帰れない」という意味になる。パッと聞いただけでは意味がわからないが、狩猟の時代に狩に行く人に対して、「ガチョウの羽をとってこないでよ!」と逆さのことを言うことで、大猟を祈ったという。多分逆夢みたいなことだと思う。
返事は'к черту' (悪魔(もしくは地獄)に誓って)。それ以外の返答はあり得ないらしい。ありがとう!とかではなく、「悪魔に誓って」(もしくは地獄)。使いこなせる日が来る気がしない。

スターリン

授業素材の中の一つに、'Putin in different cases'というものがあった。ロシア語には大量の格変化が存在していることを理解するために、現在の大統領であるウラディミール・プーチン氏の名前が色々な核に活用されているのを並べたものである。それもそのほとんどが路上のデモ看板から引用されていて、先生が一つ一つこれは性的マイノリティ抑圧法を出したときの、これは憲法改正をした時の……と説明をしてくれるのが興味深かった。
その中で、プーチンとスターリンを比べた記事のようなものが複数あって、先生が「スターリンねえ、」と呟いた。「スターリン時代にキャンプに送られて、帰ってこなかった人がたくさんいることをよく知っていますね」と。彼女からレーニンの話やスターリンの話を聞くたびに、それが(多分そうだと思うのだが)家族などからの伝聞なのか彼女の経験談なのか不思議に思うのだが、ソビエト連邦が崩壊してから30年しか経っていないし、ロシア革命が起こってから1世紀と少ししか経っていないのだな、と感じる。近代史は濃度が高い。

来週はReasing Week(10週間ある授業の5週間目と6週間目に復習及びキャッチアップのために存在する休暇)なので授業はなし。その代わりにエッセイの課題と戦います。


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