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TTT1003

今回初めてのTTTに参加しました。ずっと気にはなっていたのですが、タイミングが合わず参加できていなかったTTT.。

その中でも問診回と言う事で楽しみにしていました!

パネラーのセキグチミツルさん

同じくパネラーのガミさん

は以前、コロナ時に宴会おかので交流させていただいておりました。

今回は鎌形先生を中心に討論会が展開していきました。私も初回カウンセリング(俗に言う、問診)を大切にしていて、30分〜60分ほどお時間をいただく事があります。

これは、症状の中にその方のストーリーを確認し、「矛盾がないか?」を確認する行為になります。

うちの鍼灸院はメンタル疾患の方も多い為、色々病院を回った末に来院される方が多い。最終的には心療内科に行ってくれと医師に言われたけれど、その前にできる事はないか?それで私たち鍼灸師の所に見えるパターンも多いですよね。それは、疼痛疾患でも、皮膚疾患でも、胃腸科領域でも同じ傾向に昨今あります。

その為、「本当に矛盾がないのか?」を知る行為は鑑別、すなわち「I don't know]」が言えるかどうかにも繋がり、病院の他の科への検査につながり病が発見されることも。

それは決して医師の誤診などではなく、着眼点が違ったり、60分かけたカウンセリングによって見えてくるものもあるんです。

一番大事なのは、患者さんが早くよくなる事。自分で抱え込まず、患者さん中心で考えていく事なのだと感じていたので、今回鎌形先生から同じようなお話が出た事で自信にもなりました。

私も昔そうだったんだけれど、医療って完璧だと思ってて。分からないことなんて、ないと思っていた。

薬を飲めば効くし、医師は絶対的なものだと思っていた。

でも実際の医療現場では、分からないものの方が多い。その中で、エビデンス(証拠)に基づく医療はレントゲンや血液検査が出来る医師の領域。その他、「よく分からないもの」はご家族さんの話が参考になることも多くある。

私たちにまず技術が無かったとしてもできる事は、矛盾がないか確認し、患者さんの不安を説得では無く納得してもらう事。この不安探しには傾聴が結構役に立つのは、ここちめいどメンバーはそろそろ分かってきたのではないかな。

患者さんがラーメン食べにきてるのに、私たちはつい自分の推しを薦めたくてカレーを提供しちゃう。

そんな事を日常的にしているんじゃないかな。だから、患者さんは来院を止めてしまう。

「ラーメンじゃないんだよなぁ。求めてるのは本当はカレーなんだよお、それ!」

って言うのが分かった時に、それでもラーメンを提供するのか、カレーだよ!とひたすら推すのか、じゃあ、カレーラーメンも意外といけるかも!と提案するのか。

それって、技術の前にまず、出来る事。私も引き続き、勉強していかねばと身を引き締めました。鑑別だいじ。そのためには、解剖生理は本当に大事。

TTTの皆様、大変貴重なお話をありがとうございました!

鍼灸×産業カウンセラー×心理学×人工知能。 誰かのこころを軽くする、そんな研究費に使用させていただきます!ありがとうございます。