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たとえそれが小さな一歩だとしても。

春の雨の一日だった。



せっかく長い長い眠りから目覚め、小さく咲き出した桜の花たちが散って行く…………

私が住んでいる関東圏ではもう既に、桜がなかなかの割合で咲き始めていた。こうして咲いてきたな~と思うと、しとしとと降る春の雨にやられてしまって。

毎年の出来事。

それはまるで、私という女の心の動き、そのものを見ているような気持ちにもなる。

執筆をすることに自信がついて来たかな~と思うと、一瞬にしてその自信がどこかにいってしまったり、そんなことを、未だに繰り返してしまう。

ネガティブを乗りこなす……
ネガティブを乗りこなす………

と、先日書いた記事を思い浮かべ今日は一日、そんな心持ちで過ごしていた。


今日は、高次脳機能障害を抱えながら生活をする私の父の主治医の先生(リハビリテーション科の先生)との面談があった。

詳しくは先日書きました、こちらの記事をご覧いただけますと大変ありがたいです。↓↓↓


先日私の父と面談してくださった、現在精神科に入院中の私の母の主治医に、

お父様は、認知症の進行が始まっている可能性もあるのではないか?というように感じました。

過去に脳の大きな病を経験されていらして、高次脳機能障害(脳が部分的に損傷を受けたためにおこる障害)を患っていらっしゃるとのことですので、その可能性は充分に考えられることかと思われます。

認知症検査や、場合によっては認知症の進行を止めるお薬の服薬も、必要になるかもしれません。

現在お父様が通院されている、リハビリテーション科の主治医の先生にいちど、娘様からご相談された方がいいかもしれませんね。

と言っていただいた、ということもあり娘の私が今日は一人で、父の最近の傾向についてを父の主治医へと伝えるため、行ってきたのである。


結論としては、父の主治医の先生には、

お父様の最近の傾向は、とてもよくわかりました。

確かに、お父様は最初の脳の病を経験された時点で、左側の前頭葉に、とても大きなダメージを受けています。お母さまの主治医の先生が、お父様の認知症を疑うのも不思議なことではないでしょう。

それでは次回いらしたときに、脳のCT検査をすることにしてみましょうか。その結果をふまえ、とりあえずはイライラ、そしてかんしゃくを抑えたりする効果がある漢方薬を処方してみましょう。

いきなり強いお薬を処方することは、今のお父様の状態ではそこまでの必要性はない、と思われますので、一旦漢方薬で経過を見ましょう。


と言っていただいた。

やっぱりそうだよなあ………………


正直なところ「自分の思うようにことが進まないと、かんしゃく、のようなものを起こす場面が出てきてしまった私の父に、とりあえずの漢方薬処方、で効果なんて出るのかよ?笑」…………なんて、娘の私は考えてしまったのだけど。

致し方ないな。
先生のご判断である。

いきなり強いお薬を処方することは、今のお父様の状態ではそこまでの必要性はない、と思われます。

という先生のご意見も、ごもっともだと思った。


そうだよな。
たとえ小さくっても無理のない対処法を、その都度その都度考えながら、一歩一歩乗り越えて行くしかないんだよな、介護って。

人生だって、そういうもんじゃんか。
そうだよな。そうそう。

前を向こう。

……………。

また思考の着地点を、人生哲学に落ち着かせてしまったな。


今日もそうして、なんやかんやとひとり脳内で様々な思考を繰り広げました。

でも、こうやって毎日毎日あーでもないこーでもないと考えている、この瞬間にまさに人の脳みそは、進化を遂げているのだと、私は思うのです。

たとえそれが小さな一歩だとしても、今日の自分より明日の自分、明日の自分より明後日の自分、そんなふうにまたやって行きたいって、そう思いました。




ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。


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