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プリキュアになりたい母とプリキュアになりたい娘。

娘と『プリキュアオールスターズF』を観てきた。
ご安心いただきたい!!ネタバレはしない!!
本編のストーリーには全く触れず
プリキュアの良さを語り尽くそうと思う。

プリキュアの良いところが
ぎゅっと詰まった映画だった。

プリキュアってなんであんなに強いのかなって
分かってるようで分かってなかった私だけど
今回の映画を観て確信したことがある。
どうしてプリキュアがこんなに強いのかっていう理由と
「人間を強くするのは明日への希望だな」
と言うことだった。

プリキュアはそれぞれ
「なりたい自分」
をしっかり持ってる。
「なりたい自分」

「行きたい未来」
がある。
それぞれの胸の中にしっかりと掲げてあるそれは、何があっても絶対に、ぶれない。

人間は弱い生き物で
なりたい自分も、行きたい未来も、簡単に分からなくなってしまう。
なるべき自分も向かうべき明日も
自分の中にしかなくて
誰かに決められるわけでも制限されるわけでもないのに
協調性の生き物だからか、変に優しいからなのか、ヨソからの声に耳を澄ませてしまって
簡単にそれを見失ってしまう。

だから弱くなってしまう。
信じる未来を、すぐに外界に預けてしまう。

映画に出てくるプリキュアのみんなは
自分の中に答えがあった。
「こうなりたい自分」
「絶対にこうはなりたくない自分」
「向かいたい未来」
「誰かと迎えたい明日」
がそれぞれ自分の中にちゃんとある。
自分の中に答えがあれば
あとはそれを目掛けて進むだけ。
とてもシンプルだし、余計なものがくっついてない。
だから皆んな強い。

「明るい明日が必ず来ると信じて疑わない」
これ以上に人を強くする動機はないなと思う。

私はどうなんだろう。
これが好き!
とか
こんな自分になりたい!
とか
どこへ行っちゃったかな。
明るい明日が来るなんて、本気で信じたこともない気がする。
最近自分が弱くなったなと思う。脆くなったなと思う。
それはひょっとして、外の世界に「答え」を預けているからかもしれない。

「迷い」は簡単に「弱さ」へつながる。

「プリキュア、がんばれー!!」
映画の終盤で、隣に座っている娘が叫び出した。
「プリキュア!! がんばれええええ!!」
プリキュアが勝つと信じてやまない娘の「がんばれ」は、まっすぐで強い。
娘は信じてるし、誓ってる。
七夕の短冊に書いた願い。

「プリキュアになりたい」。

プリキュア、がんばれ。
わたしも、がんばる。

娘の手をぎゅっと握ってプリキュアを応援しながら
39歳のママはプリキュアみたいに強くなろうと思ったのでした。

産後初の映画館で
およそ7年ぶりの体験だったけど
良い思い出になったよ。
娘、ありがとう!!

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