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ムスメとお風呂でガールズトーク

好きな人
だあれと聞かれ
推しとママ
パパじゃないのと
不服なムスメ


お風呂で、ムスメと「好きな人の言い合いっこ」をしました。
5歳になったムスメとは、最近ちょっとしたガールズトークみたいなことができて、それが楽しみだったりします。

「あのな、わたしはせいしろーくん」

とムスメ。せいしろーくんは、同じこども園に通う、ちょっとシュッとした、確かに将来有望なイケメン風の男の子です。

「そうなん。なんで?」

とワケを聞いてみると

「せがたくさん伸びたから。あとスキップが上手だから」

と教えてくれました。
スキップねえ!!それはママは考えたことなかったわーと感心しました。

「ママはだれなん?」

と聞く娘に、うーんと考えて

「ゴウシさんだよ」

と答えました。ゴウシさんはインストジャズバンド「カルメラ」のリーダーで、推し短歌に散々詠み倒している私の「推し」です。
私の答えに

「えっパパじゃないん?」

と不満そうなムスメ。

「パパはとくべつやねん。とくべつに好きなのはパパとして、ほかにかっこいいなぁと思う人がゴウシさんやねん」

とママ。

「なるほどな!」

と納得した模様のムスメです。

「どこがすきなん?」

とムスメに聞かれたので

「髪が赤くてメガネが似合うところ」

と答えました。

「あと、たぶんスキップも上手いと思うよ」

思いついて付け加えると
ムスメはもう興味がなくなったみたいで

「そうなん」

とまた答えて
10を数えて湯船から上がってしまいました。

大きくなったらどんな恋をして、どんな推しが出来るんだろう。
今からすごく楽しみなのです。

ところで、ゴウシさんはスキップ上手なのかな。なんか、めちゃくちゃ上手そうだけど。上手だといいな。

そうして私も10を数えてお風呂を出たのでした。

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アイタタタな作品たちを
ぜひともご一読くださいませ。

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