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126.言葉を大切にする。仕事のあらゆるものはまず全て言葉によって成る

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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私たちが日常生活の中で口にしたり書いたりと、何気なく発している“言葉”。コミュニケーションの基本であり、自分の想いを相手に伝えるための手段でもある言葉には、実は偉大な力が宿っています。

心理学的に見た場合、ユトレヒト大学のアーツ博士の実験によると、言葉で誰かを応援すると自分でも認識していない潜在意識にまで影響を与えていたという結果が出ています。つまり、言葉を発した自分がその言葉のイメージに左右されるということです。

そして、言葉は実際に行動レベルにも影響を与えるという心理実験もあります。エール大学の心理学者バローが行ったものがそれです。書いた時に使った言葉でさえも、実際の行動に影響を与えていたという結果が出ています。

そう考えると、自分たちが普段使っている言葉で考えるとなおさらでしょう。自分が発する言葉は、誰よりも自分がよく聞いています。どういう言葉を使うかで、その後の行動ひいては未来まで変わってしまう可能性もあるのです。

もちろん、自分だけでなく相手に対しても言葉は影響を与えます。心理学者ジョン・バージによると、会話の中にネガティブな単語が含まれているだけで、心の余裕がなくなり相手に対して配慮しにくくなるという結果が出ました。当然、相手から見た自分の印象もネガティブなものになってしまいます。このことから、言葉が汚い人は相手を不快にさせ損をすることが多いと言えるのです。

だからこそ、発する言葉は意図してポジティブなものを選ぶようにしましょう。特に重要なのは、「親しさ」や「愛情」、「支え」といった“安心感”にまつわるフレーズ。このような言葉を発していれば、どのような相手からも好意的で肯定的な感情を持たれる上に、実際に自分がそのような人格・行動になっていくはず。

古くは古事記にも「言葉には魂が宿る」という文献があり、仏教でも尊ばれるところです。言葉の力すなわち“言霊(ことだま)”は人間関係、仕事だけでなく世の中のあらゆる事象を司っているのかもしれません。

言葉を大切にすれば、大抵のことは万事上手くいくものなのです。

Q.あなたが好きな言葉は何ですか? 日頃、丁寧な言葉遣いを意識していますか。


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