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075.忘れてならない「初心」は、自分への戒めとして言い聞かせ続ける

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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私たちがおそらく一度は聞いたことがある「初心忘るべからず」のフレーズ。物事を始めたときの純粋な気持ちをいつまでも持ち続けて、今よりもっと精進できるように努力していきましょう。という自分を奮起させる内容ですよね。

これは室町時代に能楽を大成した世阿弥のことばを、わかりやすく解釈したものだと言われています。「道」と名のつくもの、茶道・剣道・柔道そして芸の道などにおいて最も恐ろしいもの、それは“慢心”です。驕り高ぶる心が自分の技術や才能を曇らせて、あれよあれよという間に転落していくことは昔から戒められるところだったのでしょう。

この本質的な意味は、自分が決めた道を進む上で学び初めの頃に得た“境地”を忘れてはならないというところにあります。何かをやるにあたり最初は誰もが下手です。しかし下手は下手なりに境地を持っているはずです。自分の置かれた立場なりに到達した心境、それが“下手の境地”というものではないでしょうか。

その下手の境地をいつも心の中に持っていれば、「今でこそ自分はやれるようになったが、元はどうしようもなくできなかったのだ」。そして、それができるようになったのは支えてくれた人や教えてくれた先人、そして諦めず続けられた環境の“お陰様”だという心持ちになれるでしょう。その心掛けが、本来の自分以上の力を引き出し、道を極める上での推進力になるはずです。

仕事もひとつの「道」。仕事道を全うするために“初心”で自分を戒めるのは、尊い感謝の心なのです。

Q.あなたが極めたいことは何ですか? あなたにとっての“初心”とは何でしょう。


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