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185.余裕ある仕事の土台は、全ての部門にバランスよく「蓄え」を保有する事

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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どのような仕事も“攻・守”のバランスが大切です。攻撃ばかりに資源を投入していると何かの拍子に手痛い支出やダメージがあった際、会社を守り切ることができません。その結果、事業がストップしてしまったり、最悪倒産の憂き目に遭うことも考えられます。

だからこそ“分散投資”の視点を持っておくことが重要になります。企業における分散投資とは、蓄え(人・モノ・技術など)を保有させる対象やそのタイミングなどを1つ、1回に集中させるのではなく、いくつかにわける手法を指します。

投資の世界には「卵を1つのカゴに盛るな」という格言があります。例えば、多くの卵を1つのカゴに持っているところを想像して下さい。もしも何らかのトラブルでカゴがひっくり返ったら、卵は全て割れてしまうでしょう。しかし、複数のカゴに分けて別々に入れていれば、1つのカゴがひっくり返っても、それ以外のカゴの卵は無事なままです。

企業における分散投資はこの考え方に則り、カゴ(部門先・事業など)を複数用意して卵(資金・労力)をわけるという手法です。言い換えると、いつか予期せぬ事態が起きて事業価値が暴落しても、企業資産をすべて失うような大失敗にならないための方法です。

資金や労力を分散させると言っても「とりあえず」投資先を複数にすれば良いというわけではありません。ターゲットや価値、価格帯が異なるものを組み合わせるのが基本です。そして可能なら全ての部門にバランスよく“蓄え”を保有させることが理想。

そうすれば何かトラブルが起きたとしても、余裕のある対応ができるでしょう。仕事の土台は“分散投資”が基盤にあると言えるのです。

Q.あなたは日常の仕事において資源を分散させていますか? 自分なりの方法論がありますか。


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