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083.弁解の言葉を考えるよりも、反省の念を心に秘めた方が経験も生きる

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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誰かに何かを責められた時、たしなめられた時、叱られた時、人の心は自分を守ろうとします。これは何らかの葛藤や痛みを予感すると、そのような状況を避けて自己保身する本能が発動するためです。それが、「防衛機制(ディフェンス・メカニズム)」と呼ばれるものです。

その防衛機制には様々な方向性があります。その対象から逃げ出す“逃避”、自分さえ我慢すれば良いという“抑圧”、責任転嫁をする“投影”、他者の優れた能力や実績を自己のものとみなす“同一視”、思っていることと真逆のことをする“反動形成”、理屈で納得させる“合理化”、劣等感を解消するために他の分野で優越感を求める“補償”、他にも様々なものがあります。

ただこれらは、全てネガティブな方向に自分の置き所を持っていくための「弁解」に過ぎません。弁解をしていると逃げ癖がついてしまうだけでなく、チャンスに対する感受性も鈍ってしまうため運も逃げていってしまいます。

そこでお勧めするのが、あえて弁解せず反省の念を心に秘めること。例えば、防衛機制の中にも「昇華」というものがあります。これは社会的に承認されない抑圧された欲求や衝動を、社会的・文化的に承認される価値のある、好ましい形に置き換える防衛機制。主にスポーツや芸術、仕事や学業へ衝動欲求を転換するものです。

思うところがあっても、それをグッとこらえて反省する胆力こそが底力になり、そこに自分の経験のエッセンスが加われば、きっと思いがけない爆発力が生じるはずです。

Q.あなたはどのようなときに言い訳をしますか? 反省を力に変えた経験は何ですか。


83.大切なのは占い後の自己への問いかけ「何を」「どのように」