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118.コスト削減に関して投げやりにならず、徹底的に詰めると奇跡が起きる

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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どんなに素晴らしい商品やサービスでも、コストという観点を加味しなければ事業の衰退に繋がってしまいます。例えば、1皿1000円の究極のカレーをつくろうと、プロのコックとウェイターを雇って、スパイスや調理法にこだわり抜いた結果、1日限定5食で10000円の経費が掛かってしまったとすれば、5皿全て完売したとしても5000円の損失が出てしまいますよね。

良いものを追求する姿勢は大切ですが、この“コスト”の使い方の最適化ができなければ、当然ながら企業の繁栄はあり得ません。コスト削減には、誰が(Who)、いつ(When)、何を(What)の3Wを明確にすることが肝です。カレーの例で言えば、「Who」調理する人と提供する人、「When」営業時間帯、「What」スパイスなどの原材料と皿数がそれに該当します。

コストの最適化を考えるなら、調理する人を飲食店経験者にしてウェイターを兼務させたり、昼の11時から14時までの3時間だけ開店し、昔懐かしお袋の味のカレーを800円で30皿分提供するなどの工夫をすればどうでしょうか。

きっと前者よりはコスト削減が可能なのではないでしょうか。もちろん顧客満足度を無視したり、必要以上に従業員の給与を削ってしまうことは本末転倒ですが、コンセプトがしっかりしていて美味しいものを提供できるなら、それはコスト最適化の上で正しい選択ができたということ。

このようにコスト最適化を徹底的に詰めていくと、ある“奇跡”が起こります。それは、お金をかけない技術やノウハウが蓄積されていき、生産性がどんどん改善されていくという点。これまでの常識に捉われず変化を柔軟に受け入れられるようになり、イノベーションが起きて会社が活性化するのです。

コスト最適化はただ不要を削るだけでなく、生産性改善のアイデアにも繋がる。これは人間が考え、工夫する生き物であるがゆえなのでしょう。

Q.あなたにとってのコスト削減は何ですか? 生産性を高めるための工夫は何でしょう。


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