253.量子力学的“運”の解釈は3次元内のフォトンと意思エネルギーにある①
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
公式本『占心行動学~運と命と自己超越の煌めき~』Amazonランキング2位
私たちが生活する地球や宇宙には様々な物理法則が存在します。そしてその中では解明されていないものも多数あります。しかし事実として、私たち人間の身体は目に見えない多数の細胞一つ一つから成っており、かつ大宇宙で考えると私たち自身も形はあるけど宇宙視点から見ればとても小さな存在一人一人です。
これを仏教では「色即是空」「空即是色」と表現しています。「色」とは、宇宙全ての形ある物質のこと。「空」とは、実体がなく空虚であるということ。「即是」とは、二つの外見は異なるようであるものの実は同じということを意味します。ここから全ての形あるものには実体がなく、本来実体がないものこそ物の姿であるという教えになる訳です。
こう聞くと何だか狐につままれたような思いになりますが、近年の物理科学はこの真理を解き明かす直前まで進歩してきています。
ミクロな視点で見てみると、私たちの身体を分子、原子と極限まで分解していくと最終的に素粒子というものになるとされます。そして素粒子には17種類があり、原子の中にあるのは物質の素「クォーク」と電気の素「電子」と光の素「フォトン」だとされています。
存在するのに目には見えないため不確かな世界ではありますが、量子力学ではここまで解明されています。そしてこの素粒子の性質を知れば、この世の中の根本的な仕組みが分かると言えるそうです。
そしてこれは仮説ですが、占心行動学のテーマである“運”と関係があるのが、この素粒子の中の“フォトン(光子)”にあると私は考えています。なぜなら、すべての生物は微細な光(バイオフォトン)を放っているということが近年の研究で明らかになり、意識や感情がこの光の振動によって放出され時間や空間に影響を与えることが判明しているためです。
ドイツの理論生物物理学者フリッツ・アルバート博士はこのバイオフォトンをDNA内に発見し、次のように述べています。「形あるものには実体がなく、本来実体がないものこそ物の姿である」と。そして、日本では2019年に資生堂が東北工業大学との協力で、超高感度冷却CCDカメラによりバイオフォトン測定に成功しています。
そして、人の意思によるこの(バイオ)フォトンの振動こそが、運や不運をつくり出すメカニズムであると私は考えています。
(続く)