見出し画像

056.本当に良い商品は広告に寄らず、人の心と良い伝えで広まっていく

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
公式本『占心行動学~運と命と自己超越の煌めき~』Amazonランキング2位


良い商品やサービスが売れていくプロセスには、ある一定のパターンがあるとされています。ただ最近の傾向として、広告の価値が昔ほど大きなものではなくなっているようです。

マーケティングの世界では、消費行動の仮説として有名なものに、サミュエル・ローランド・ホールが提唱した“AIDMAの法則”があります。これは

認知段階「知る」Attention(注意)
感情段階「興味を持つ」Interest(興味)
感情段階「欲しいと感じる」Desire(欲求)
感情段階「記憶する」Memory(記憶)
行動段階「購入する」Action(行動)
の頭文字を取ったものです。

しかし、消費者の行動の変化に伴い、AIDMAは“AISASの法則”にシフトしました。認知段階「知る」Attention (注意)、感情段階「興味を持つ」Interest(興味)、行動段階「購入する」Action(行動)は同じなのですが、“Search(検索)”と“Shere(共有)”が異なる点。

消費者が受け身の姿勢ではなく、自分で調べてその結果を他者や社会に対して伝えるというプロセスが増えたのが特徴です。その根底にあるのは、相手の感情に働きかけることで購買意欲を刺激する“エモーショナル”なマーケティングにあると言えます。

自分1人の欲求で何かを選ぶのではなく、感情と情報の共有、つまり人の心と良い伝えにより広まっていく時代になったと言えるのではないでしょうか。

「内容なき形式は空疎であり、形式なき内容は混沌である」と言われますが、昨今は内容に重点が置かれるようになりつつあるのかもしれません。

Q.あなたがモノやサービスを選ぶ基準は何ですか? その決め手となる要素は何でしょう。


56.悪い結果のときは付き合う人や環境を変えるのが一番早い