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109.昔は「御恩と奉公」の精神、今は「両者互恵」の精神が天運を呼び込む

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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その昔は「御恩と奉公」という概念がありました。もし現代風に考えるなら、経営者は従業員に給料を保証することや新規案件を与えるなどの保護を与え、その代わり従業員は経営者に忠誠を誓い熱心に働くなどの職務専念義務を尽くす、と言えます。

御恩と奉公は両者にメリットがありますが、あくまでそれは主従関係です。労働基準が定められているとしても従業員の立場は弱く、不平等な賃金格差や理不尽な解雇通告などがなされる企業も未だあるのが実情です。また逆に、従業員側からの過度なスピークアップにより、経営者が戦々恐々とする場合も考えられるでしょう。

そのような環境では、従業員も持てる力を発揮できず経営者側も疲弊し、結果的に会社組織そのものが機能しなくなってしまう恐れもあります。現代においては、それら御恩と奉公の関係よりもどちらかというと「互恵的な関係」のほうが適しているように思えます。

互恵関係とは、互いに利益を得る、または利益を“与え合う”関係のことであり、いわゆる「戦略的パートナーシップ」と表現しても良いかもしれません。そのためには、経営者側も従業員側も土台に“自己実現”というものが必要です。

お互いがお互いのために協力し合い、自己実現を果たす。経営者・従業員双方が、なりたい方向へ進む助けを与えながらもらえれば、組織は活き活きと成長を続けるはずです。

Q.主従関係、互恵関係それぞれの良さは何だと思いますか?


9.開運するためには行動量と確率の視点を持つ