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096.恩を返したい人はいるか、その人にどう恩を返したいか胸に手を当てる

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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“恩返し”という言葉は誰もが耳にしたことのある、情け深く美しいフレーズですよね。きっと誰にでも必ず、恩を返したいという相手はいるはずです。恩は返した側も返された側も、胸が熱くなるような心持ちになるものでしょう。

恩を返そうという想いは、恩をかけた相手からすれば「そんなのいいよ、いいよ」と思えるものかもしれませんが、恩を受けた側からすると「絶対に気持ちに応えたい」という気概に繋がるもの。受けた恩を何とか返そうと、自分を奮い立たせる信念の核ともなり得ると言えます。

確かに、恩返しは素晴らしいことですが、“恩送り”という概念にも目を向けてみると、さらに世界は変わります。恩送りとは自分が受け取った思いやりや助けを、全く関係のない第三者に受け渡していくことを指します。言わば「恩のリレー渡し」のようなものです。

恩返しは基本「一対一」の世界で、あなたと相手の恩のやり取りしかありません。しかし、恩送りは「一対多」の世界なので、あなたが受けた恩を何人にも渡すことができ広がりに限界がありません。

恩を返したい相手にフォーカスすることも大切ですが、どのように恩を返すかも、また重要なことです。恩を返してほしいと思って恩を着せる人は、そうそういません。あなたに良くなって欲しいという想いから、自然と出た言葉や行動であるはずです。

その見返りのない気持ちを、恩送りとして多数の人に差し向けることができれば、恩をくれた相手にとっては、これほど嬉しいことはないはずです。

1つの恩が多くの恩を生み、それがまたさらに沢山の恩を生んでいく。これは「命を繋ぐ」という人としての生き方にも則ったことなのではないでしょうか。

Q.あなたにとって恩を返したい人は誰ですか? 返しきれない恩はどうしますか。


96.「今がチャンス!」と分かる感受性を身につける