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初歩的なミスをしたとき、思い出したい言葉

早いもので、もう春が近づいてきました。この時期は来年度の計画を考えることに精一杯でもう忙しいったらありゃしません。そんな毎日ですが、続けることが大事ということで本日も書いてみたいと思います。

■初歩的なミスしたとき、思い出したい言葉

あれはもう編集者になって10年以上した経過したときのことです。

媒体もだいぶ軌道に乗り運用も安定してきた半面、当時の僕は、「新しい企画を出し続ける難しさ」を感じていました。
このように挑戦に焦る場面では、思わぬところで足元をすくわれる場面がありがち。僕自身も、普段ならありえないようなミスをしてしまって軽くへこんでいたことがありました。そんな時、横に座っていた先輩から言われたのが、こんな一言でした。

大丈夫。俺たちはミスをしないために仕事をしてるんじゃなくて、チャレンジをするために仕事してるんだから。

「めちゃくちゃいいこと」を言うなと思いました。

当時もがき苦しみながらも施策を出しても全然当たらずじまいだった自分にとって、「切り替えて、次のことを考えよう」と思える金言でした。

失敗を引きずってよいことは、そんなにない

編集者をしているとよく、企画の打率が低いとか、スランプに陥ったりして、へこんでいる人の姿をよく見かけます。そういうときに伝えてるのは、「あなたが凹むのと凹まないの、どっちの方が読者のためになると思いますか」という言葉です。

もちろん校閲構成など、編集の現場には、「ミスを防ぐために仕事をしている人」もいるのは事実です。ミスやスランプの要因を分析して次に生かす姿勢は持つべきだと思いますが、しかし、何かに挑戦するさなかでの失敗をずるずる引きずっても、良いことはそんなにありません。むしろ、「さあ、次」と、気持ちを切り替えしてもっと良いコンテンツを出していくことの方がずっと読者目線だと思ったりもします。

もちろんそんなこと考えられずネガティブな方向にマインドが寄ってしまうことだって誰しもあると思いますが、だからこそチームとして精神的にも支え合いながらコンテンツを作っていけると媒体は盛り上がっていくのかなとも。

世の中には、ミスを防ぐためのあらゆるルールがあり、何かチャレンジしている人がふと、基本的なルールを踏み外してしまう場面も多々あります。

そうしたときに「それ見たことか。言わんこっちゃない」と指摘する人たちも一定数存在しますが、個人的には、何か挑戦しようとする人を尊重したい。これは編集者というより社会人として思うことなのかもしれません。

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