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ライター編集者は「4つの掛け算で強くなる」【編集力の鍛え方】

出版報告をして一夜。投稿に反応いただいた皆様、ありがとうございます…!

瞬く間に勢いでリツイートしていただき、僕が過去つぶやいた中で最も多い数なんじゃないかと思います。感無量です。。

勢いに任せて告知スタートしてしまった幣著ですが、「もうちょいどんな内容なのかわからないと買えないよ…」という声も聞こえそうなので、書籍の中で解説している「構成部分」についてお話したいと思います。

編集者は、「掛け算」で強くなる

本書は大きく「企画編」「取材編」「執筆編」「編集編」という制作フロー工程のノウハウ解説と、記事制作をどう効率的に実行するかを論じた「制作管理編」、「キャリア編」などから構成されています。

制作フローにおいてまず、伝えておきたいのは「企画・取材・執筆・編集」というそれぞれの「質の高い掛け算」で、良質なコンテンツは生み出される、ということです。

理想的には、せっかく企画出しが上手でも、それを実現させられるだけの取材能力、執筆能力がなければコンテンツのクオリティは担保できませんし、仮にクオリティが担保されたとしても、今日では「いつ」「誰に向けて発信するか」といったマーケティング的な視点がないと、そのコンテンツを本当に求めている人のところには届きません。

これらを一人で一気通貫でできる人材はわかりやすく今求められている、とも言えますし、それぞれのフローに秀でた人材同士が協業して「良い編集体制」をつくっていく、というのも当然ながら重要なポイント。

本書ではまず、コンテンツ制作の上記4つのフローを、どうしたら「上位レイヤーにまで引き上げていけるか」という視点でノウハウを解説してみています。

意外と教えてもらえない「締め切り論」

上記の内容は、僕のセミナーの内容をさらにかみ砕いたり、深ぼったものになっているのですが、今回新しく読者の方にお伝えしたいのが「制作管理術」。

要するに、「どうやって締め切りを守るか」「たくさんの制作物を完成させていくか」という技術です。実は僕個人として周囲から最も褒められるのがここで、「いかにたくさんコンテンツを作り、進行させるか」については、各章の中でもおそらく、僕の強みが一番生きている内容になっているのでは、と思います。

特に重要なのは、締め切りを「いつに設定するか」というところもありますし、所要工数をどう見積もりか、というのも大きなポイント。この辺はまさに「誰にも教えてもらえないゾーン」だと思っているので、多くの方に読んでいただきたいな…と。。

数百人のライター・編集者と話す中で見えた「キャリア論」

ウェブメディアが登場し、SNSやAIの活用が当たり前になりーーー紙中心でノウハウが形成されてきた編集人材のあり方は今、大きな転換点にあります。

僕個人としてもおそらく数百人の編集者・ライターの方々とやり取りをしてきているので、その過程で見た「編集人材がキャリアにおいて行き詰まる瞬間」や打開策について、駆け出し・中堅・シニアそれぞれのポイントにおいて解説しています。正直なところ、個人的にはこの章が一番、「多くの方とディスカッションしたいポイント」だったりもします。


僕の書籍はおそらく、書店にどかどかと並ぶようなものではなく、どちらかというとアマゾンで購入いただくのが最も確実だと思われ、逆に言うと「立ち読み」がしづらいのが申し訳ないかな…と思っているので、章立て部分を少しかみ砕き、「立ち読み感」を出してみました。

ご興味持っていただけましたらぜひ、お買い求めください~!


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