「記事の書き方が変わった…」AI活用でnoteの更新頻度をぐっと上げる方法
2月から本格的に始めたnote。昨月は皆さんの反響がうれしくて、15本も記事を書いていたようです(すごく短いものも含む)。いやー楽しいですね。今回もTwitter経由でいただいたネタを紹介していきたいと思います。
非常にホットなトピックだと思います。チャットGPTなどのツールには僕も大変興味があり、日々試行錯誤を繰り返しているさなかです。まだまだ「これ!」といった活用法に至っていないのですが、実は僕自身もAIを活用したことで、このnoteも大量に更新できるようになってきていますし、純粋にPCに向かっている時間だけで言うと、たぶん1記事30分くらい?で掲載できるようになってきているので、現時点でやってみていることをご案内したいと思います。
企画から執筆~各工程における活用術
noteしかり、記事を制作する過程では大きく、企画⇒執筆⇒掲載作業という大きく3つのフローが存在しますが、今のところ僕は「企画⇒執筆」というフェーズにおいてAIを使わせてもらっています。いずれ掲載作業もAIにとってかわられたい。。。では、ご紹介します。
①企画出し ※現時点ではあくまで参考程度
まず、企画出しについて。
「こういうテーマで書こうかな~」と思ったとき、最近僕はAIとちょこっと遊んでみるようにしています。そうすると、「このテーマに触れるなら、この辺は最低限押さえたほうがいいかも」と思えるようなアイデアがを提示してもらえたりして割と便利です。
例えば今回、「AIをうまく使った執筆方法」についてNotionAIに聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
なるほど。ある程度は役立ちそうです。
ただ、これをそのまま採用するか…と言うと、ちょっとまだ粒度が荒すぎるのも正直なところ。
僕の質問の仕方がいけないのかもしれませんが、記事にするならば、もっと生身の人間が困るであろうことをうまく掘り下げていきたいですし、実際コンテンツとしてニーズがあるのはこういう、教科書の目次のようなものというよりは、「実用感」だったりもするので、AIが示してくれたアイデアは参考程度にとどめています。
僕の聞き方の問題もあるかもしれませんが、現状は「人と話した方が面白い企画につながるなあ…」というのが所感です。
製作工程ではかなり活用
NotionAIは正直めちゃくちゃ優秀で、企画さえ思いついたら、タイトルを打ち込むだけで「それっぽい」記事を書いてくれます。
試しに、「コラム記事をAIを用いて効率的に描く方法」について書いてもらったら、こんな文章が一瞬でできてしまいました・・・・。
ただ、あまりにもありきたりかなとは思ったりするし、教科書的な文章でかゆい所に手が届かない印象。読み進めたいか?と思うと疑問符も付きます。
そういうこともあって僕自身は現時点で、記事自体をAIに書いてもらう…ということは考えていません。いや、僕の依頼の仕方が良くない可能性もありますし、↑の文章も自動で書いたにしては全然すごいと思うんですけど…。
ということで現状僕は、記事自体も自分で書いています・・・・・・・が、普通にWordにカタカタと文章を打ち込んでいるわけではなかったりもします。
実は、この原稿もそうなのですが、僕はいつも、コラムっぽい記事については「お風呂で音声入力」で作成しています。
音声AIサービスのNotttaを起動し、一発録りで講演をするような気持ちで10分くらい話し続けると、だいたい1500~2000文字くらいでしょうか。
実際の録音画面はこんな感じ。
上記のスクショを見てもらえるとわかる通り、音声入力の内容は口語的ですし、テープ起こしそのままだと日本語的なミスもあったりするので、「Nottaで録音した音声がそのまま掲載できる」というレベルではありません。‥‥‥‥が、ここで再度、AIの登場です。
僕はいつも、記事原稿の「吹き込み」が終わったら、音声をNotionに送り、お風呂からあがります。
そして、ドライヤーで髪を乾かし、PCに座ったらNotionにテープ起こしの内容を突っ込んで「文章を改善する」をクリック。
すると、髪が乾き切るよりも先に、僕のつたない音声入力内容が、Notion先生の手によってどんどん修正されていくという…。
ちなみに現状、CatchyやNoteアシスタントなども一部、文章を編集できそうな機能はあるものの、対応文字数が300~500文字程度。現状はNotion使うのが一番なのかなあ…?と思ったりしていますが、今後はよくわかりません。
テープ起こしをそのままNotionに編集してもらうと…こんな感じになります。
見ての通り誤字もありますし、これでもまだ「そのまま掲載できる」レベルではありません。
それでも、Nottaで起こした「荒い原稿」をNotionAIに通してざっと編集してもらうと、日本語的な間違えや、内容的に重複した個所をならしてくれるので、編集工程が一つ減るような感じもします。
そしてNotionAI先生が修正した原稿を、NoteのCMSにコピペ。
最終チェックしながら、ちょっとした言い回しだったり、「言いそびれていた箇所」などを付け加えたりして、完成へと持っていきます。
大変困ったことにNotionAI先生は、僕がテープ起こし時に吹き込んだ小粋なジョークや、表現の細部をバサッと切ったりもしてくるので、その辺はうまく再生させたりしてます。
きっとそういうのを求めている人も多いはず。きっと。たぶん。
細かいところの修正は、自身で直してしまってもいいですし、NoteのCMSに最近搭載されているAIアシスタント(β版)も併用しても良いかもしれません。
このようにいくばくかの手間はあれど、多分、自分でカタカタと記事を書くよりもぐっと執筆のスピードを上がったんじゃないかなと思ったりしています。この記事もだいたい4000文字くらいですが、たぶん音声を吹き込み始めてから実際に掲載するまでに40分くらいしかかかっていないような気もしますので、ぜひともお試しあれ。
まとめ
よく、絵をかくときに「アウトラインを意識するのが大事だ」と言われますが、現状で僕も「企画や記事のアウトラインづくりにAIを活用している」という感覚が結構強いです。
企画の案出しを手伝ってもらい、大まかな論点(≒アウトライン)を提示してもらう。
そこに向けて自分が喋って内容を文字にし、それをまたAIにざっくりと編集(≒アウトライン)してもらう。
最後に細かく自分でチューニングして、自分っぽい表現に触れていく――――と。大体こんな感じでしょうか。
書きたいことが自分の中にある人やコラム等の記事を書きたい場合には非常に上手く使えるのではないかと思いますし、今後はもしかしたらインタビュー原稿なんかも、テープ起こしの結果をNotionにぶっこんで「編集ボタン」を推したらそれっぽい記事ができてしまうのかもしれないですね。AI、恐るべし。(ちなみにその用途でも試してみましたが、まだまだ実用に耐えられる感じではないです)
いやー、しかし。こうなってくると「ライターや編集者の仕事ってどうなっていくんだろうか」と思ったりもします。
企画の細部に判断し、どこが読者にウケるのかを見極めること
インタビューを通じて人の知見や経験を引き出せること
読み手のかゆいところに手が届くような知見を詳細に記すこと
最終的にどういう表現であれば人の心に響くのかを検討すること
などにおいては、まだまだ人力の方がいいのかなあ。どうなんでしょう。
もっとうまく使えば、今僕が人力でやっているような工程もぐんと楽になるのかも。ユースケースはまだまだありそうで、僕なんぞがこの領域に対して断言できる自信はないです。。笑
ただそれでも、労働集約型な執筆作業(カタカタとキーボードを打つ作業)や、テープ起こしなどは、既にどんどんAIにとって代わるものになってきており、個人的には万々歳。
僕もAIについてはまだまだ勉強中で、質問の仕事をもっと改良すれば、もっとたくさんの工程がショートカットできるような気もしています。この辺は僕以外のいろんな人の活用例を聞いてみたいと思っているので、ぜひ教えてください。
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ちなみに…ノウハウ記事っぽくなりすぎて(?)あれですが、やろうと思えば、上記のように「書き終わった記事については、再度NotionAIにコピペし、「内容を箇条書きで要約して」とお願いすると、こんな感じで要約してくれたりもします。
とても上手に今回の記事をまとめてくれてありがとう。先生。
記事によってはこういうのを記事上部に入れてもいいんでしょうね。いやーおそろしい。
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