2023年の振り返り
早いもので 2023 年も最後の 1 週間となりました。
私は今、エジプト南部の アスワン という街にいるのですが、絶妙に体調を崩してしまい暇なので、毎年恒例の振り返りを書いていきます。
2023 年は、上半期(1〜6月)と下半期(7〜12月)で仕事もプライベートも色々と大きく変化があった年だったので、それぞれについて書いていきます。
上半期
よく働いた
前半は自分なりによく働いていたと思います。2023年に入る少し前から
金融系案件(~160h / 月)
EC系案件(~60h / 月)
フード系案件(ちょいちょい)
という3つの案件を同時並行で進めており、月の稼働時間がだいたい 220 時間前後という生活を半年ほど続けていました。
まぁ言っても残業 60 h とかなので、死ぬほど忙しくて辛かったかと言われればそうでもないのですが、3ヶ月経ったあたりから「なんか、働くために生きてるな、おれ」「他のこともやってみたいな」感がありました。
メインでやっていた金融系のアプリが 5 月リリースだったので、リリース後ひと段落した 5 月末に、10 ヶ月間お世話になったメイン案件を離れました。
ちょうど最終日にアプリのリリース打ち上げがあり、今までオンラインのみでやり取りしていた方々と対面で会い、お酒飲みながら「またいつでも戻ってきてくださいね」と言っていただけた時は嬉しかったです。
シニアクラスのエンジニアの方々に囲まれながら、とてもいい経験をさせてもらえたので、またご縁があればその時は今より一皮も二皮も剥けた状態で価値提供をしたいなと思います。
イベントも楽しんだ
よく働いたと言いつつ、イベント関連も楽しみました。
新潟オフ会(2月)
新潟で 1 泊 2 日のスノボ旅。これ今年だったのかという感覚。
新旧フラハ民で旅行(5月)
千葉へ。爆風爆音グランピングでみな寝不足。謎の本格ゴーカートレースやったりうまい海鮮丼を食ったりした。
初のオフライン勉強会登壇(6月)
「東京.dart」で初めての勉強会登壇を経験しました。これまでコミュニティ内でのオンライン登壇は何度か経験あったのですが、オフラインでの登壇経験は初めてでした。
勉強にもなりましたし Twitter でいつも拝見しているエンジニアの方々と直接会えたのは嬉しかったです。(東京Flutterハッカソン・FlutterKaigi・Flutter別荘の諸々イベントも現地参加したかった、、、、!!!)
下半期
海外放浪を始めた
下半期では、上半期にぼんやり抱いていた「なんか他のことやってみたいな」という気持ちを 海外放浪 という形で発散しました。
そもそも、私が3年前にプログラミングの勉強を始めた理由は、コロナ禍で行けなくなった世界一周のリベンジをいつでも果たせるようにするためでした。(詳しくは ↓ の note で書いてたりします)
エンジニアとして働き始めてから、シンプルにエンジニアという職業が面白くて「いろんな国を旅してみたい」という気持ちすら薄れている部分がありました。
しかし、3月ごろから「コロナのノリ、終わります」感が世間に流れ始めると「あれ、今だったら行けそうだぞ?めっちゃ行きたくなってきたぞ?」という気持ちになり、6月末から海外放浪を始めました。
アジア・ヨーロッパ・中東(28カ国)を回った
これまで回った国をざっと挙げてみました。
### 東南アジア(6月)
01. フィリピン 🇵🇭
02. マレーシア 🇲🇾
03. シンガポール 🇸🇬
### ヨーロッパ(7〜10月)
04. フィンランド 🇫🇮
05. エストニア 🇪🇪
06. スウェーデン 🇸🇪
07. ノルウェー 🇳🇴
08. デンマーク 🇩🇰
09. ドイツ 🇩🇪
10. オランダ 🇳🇱
11. ベルギー 🇧🇪
12. フランス 🇫🇷
13. イングランド 🏴
14. スコットランド 🏴
15. アイルランド 🇮🇪
16. ポーランド 🇵🇱
17. チェコ 🇨🇿
18. オーストリア 🇦🇹
19. ハンガリー 🇭🇺
20. スイス 🇨🇭
21. イタリア 🇮🇹
22. スペイン 🇪🇸
23. ポルトガル 🇵🇹
24. ギリシャ 🇬🇷
### 中東(11月〜)
25. トルコ 🇹🇷
26. キプロス(&北キプロス)🇨🇾
27. サウジアラビア 🇸🇦
28. エジプト 🇪🇬
各国 1 週間くらいは滞在していました。おすすめの場所挙げ始めると本当にキリがないのですが、パッと思い浮かんだは ↓ の 5 つでした。
① フィンランド 🇫🇮
海外でこんなに落ち着ける場所あったのか No.1
空気が綺麗、水道水がうまい、ご飯も美味しい、静か、深呼吸がしたくなる
旅の中で一番感動した食事が、ヘルシンキの Kappeliというレストランで食べたアトランティックサーモンのソテー
オーロラ目当てでない限り夏に行くべし。日が長く雨もほぼ降らず治安もいい、街中で叫んでるオッサンやジプシーが少ない(これは北欧全般に言える)
② ベルギー 🇧🇪
期待値の上振れ具合 No.1
広場、教会がトップレベルに綺麗なのに人がそこまで多くない
ご飯(特に海鮮)が美味しい
ブリュッセルは観光地がギュッと集まっていてコンパクト、かつロンドンからのアクセスも良い(Eurostar)ので、ロンドン行くなら絶対寄るべし
③ チェコ・プラハ 🇨🇿
④ スコットランド・エディンバラ 🏴
街並み No.1 (立体感・歴史から滲み出るダークな雰囲気が刺さった)
J.K ローリングがハリーポッターを執筆した街で、街中に「〇〇のモデル」が沢山ある(執筆していたカフェなどもある)
キルトやバグパイプ、スコッチウイスキーなどのユニークな文化がイケてる
⑤ エジプト 🇪🇬
日本との価値観差分 No.1
うるさいし汚いし臭いしご飯も全然美味しくないが、遺跡を見ると全てを忘れられる
特に、ギザの三大ピラミッド・エジプト考古学博物館・ネフェルタリの墓・王家の谷はマスト。4500 〜 3000年前というローマすら圧倒する歴史と奇跡的な保存状態の良さ美しさに驚嘆
細かいトラブル(特殊詐欺に遭いかけた・南京虫に噛まれた・昨日も 39 度の高熱が出た)はあれど、帰国が必要なレベルのアクシデントはまだありません。最後まで気を引き締めて回っていこうと思います。
まとめ
振り返ってみると今年は、2020年から突如として始まった「自分とコロナの戦い」が、完結した年であるように思いました。
2020年:旅を諦めユニクロからエンジニア転職した「選択の年」
2021年:エンジニアとして修行を積ませてもらった「成長の年」
2022年:様々な案件と沢山のコードを書いた「経験の年」
2023年:3年前の雪辱を果たせた「リベンジの年」
最終的には「コロナよ、自分をエンジニアという最高の職業と、素敵な人たちに出会わせてくれてありがとう」と思えるくらいの、ダイゴの完全勝利に終わらせることが出来ました。
2020年 3月、「え、大卒無職じゃん、、、」と、バイトでコツコツ貯めた 130 万円を握りしめて焦っていた過去の自分もきっと喜んでいると思います。ありがとうコロナ。さよならコロナ。
2024年の抱負
最後に来年の抱負を書いておこうと思います。
ダラダラ放浪せず、早めに帰って仕事する
React or Swift を業務レベルで触れるようになる
カナダに住み始める
本来は 6月くらいまでみっちり 1 年間旅をするつもりでしたが、正直なところ、この旅で行ってみたかった場所や食べたかったものを含めた「やってみたかったこと」を既に 9 割くらいやれたような満足感があります。
また、毎週のように日本では見ることのできない景色を見たり、ユニークな食べ物を食べたり、歴史ある観光地を訪れていると、「心の感度」みたいなのが少しずつ鈍くなってきていて、どこかで少し「もったいないな」という感覚があります。
なので、惰性で旅を続けるようなことはせずに、早めに帰って今お手伝いしているアプリをゴリゴリ進めたり、新しい技術領域へのチャレンジがしたいなと思っています。既に取っている航空券との兼ね合いもありますが、2 月初旬には帰る予定です。
その時々でやりたいことをやるのが放浪だとするなら、今は日本に帰ることが自分にとっての放浪です。
ハエの飛んでいない街、3 ユーロの牛丼に 5 ユーロのラーメン、乾燥していない寿司のある理想郷に帰るのが既に楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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