プログラミング未経験者が「Flutter大学」に入って人生変わった話
こんにちは、ダイゴです。
7月1日をもって、Flutter学習コミュニティ「KBOYのFlutter大学」に入会してちょうど1年が経ちました。
この記事では、『体大卒プログラミング完全未経験者』だった私が
Flutter大学で過ごした1年間の記録と振り返り、感じたメリットなどをつらつらと書いていきます。
この1年間で、アプリ開発に関する知識や経験はもちろん、結構本気で「人生が変わった」ので(なんか怪しい)、Flutter大学に興味がある方や、入会を迷っている方の、ひとつの参考になれば嬉しいです。
※ オーナーであるKBOYさんからは許可を頂いています。
自己紹介
まずは簡単に自己紹介をします。私はこんな人間です。
名前:ダイゴ
年齢:23歳
現職:Flutterエンジニア(フリーランス)
プログラミング経験:1年(うち、実務8ヶ月)
好物:ねこ、ギター、ラーメン、ねこ
1年という少ない経験で、フリーのFlutterエンジニアをしているのは稀有なケースかと思いますが、これにもFlutter大学が大きく関わっているので、この1年間を振り返りながら解説しようと思います。
Flutter大学での1年間(前後も含んでいますが)をザックリ振り返るとこんな感じです。
20年04月〜 体育大学を卒業、ユニクロに就職
20年06月〜 プログラミング学習開始
20年07月〜 Flutter大学入会
20年10月〜 ユニクロ退職、 札幌に移住しKBOYさんと働く
21年03月〜 CodeBoyリリース、etc
いざ振り返ってみると、我ながらなかなかのスピード感でコトが進んでいて、ツッコミどころも多い感じがします。ひとつずつ、振り返っていこうと思います。
■ 20年04月〜 体育大学を卒業、ユニクロ就職
昨年4月。
体育大学を卒業した私は、もともと「1年くらい海外を放浪して、そのあと教員になる」つもりでした。そのために、大学の間に130万くらい貯金したり、渡航のためのワクチンを打ったり、小学校教諭の免許を通信大学で取らせてもらったりしていました。
このあたりについて詳しく書き始めると、情報過多になりそうなので、今回は省略しますが、少なくとも去年の4月まで『プログラミングのプの字も知らない』人間だったということです。(小学校の教育課程に入るヤツ、くらいの認識でした)
そしてコロナがやってきて、私の「1年間くらい海外を放浪して、教員になる」という予定は見事に消え去りました。
もちろん就活もしていなかったので
「あ、もしかしてこのままだと『大卒無職マン』が爆誕するのでは?」
と思った私は、学生時代に2年間バイトとしてお世話になっていたユニクロに、なんとか『準社員』という形で採用して頂けることになり、4月からユニクロで働きはじめました。
■ 20年06月〜 プログラミング学習開始
ユニクロで働き始めたといっても、そのころはコロナ自粛の真っ只中なので、店舗の営業自体が停止してしまい、5月〜6月中旬の間は稼働することもありませんでした。
自粛期間のあいだ、まだ「海外を放浪する」ということを諦めたくなかった私は、「どうせなら海外行けない今のうちに、場所に囚われないスキルを身に着けよう、そしたらいつでも海外に行けるじゃないか」と考えました。
そこで「なにやら『エンジニア』という職業はパソコン一台で稼ぐことが出来るらしい」という情報を入手し、とりあえずProgateっていうのをやってみるか、という感じでプログラミングに触れ始めます。
しかしながら、当時はコロナ禍も相まって「エンジニア転職」の波が来ていて、みんなと同じこと(HTML→CSS→JavaScript→Ruby...みたいな)してても埋もれるだけだな、、と思っていました。
そこでこの動画に出会います。
この動画を見た私は
まさにコレじゃん
と思い、Flutterを学ぼうと決意します。
しかし当時はまだ、Flutterの求人はかなり少なかったですし、クロスプラットフォームに対する懐疑的な意見(これは今もありますが)なども、今より多く散見されていたので、「かなり攻めた選択をした」という認識でした。
それでも「Flutterを学ぼう」と決断することができたのは、
KBOYさんはなんだか信頼できそうだから
という点が大きかったように思います。
■ 20年07月〜 Flutter大学入会
ちょうど1年前の7月1日、Flutter大学に入会しました。
はじめの 1〜2週間は 、zoom や spatial に出ても話すのが少し怖かったです。その頃は、Flutter大学のYouTubeを見て「ほうほう、ぜんぜんわからないぞ」と思いながら、ゆっくりとアプリを作っていきました。
2週間を超えたあたりから、交流会にも慣れてきました。
交流会では、
同じ未経験の仲間たちと将来について話し合ったり、
「ガチのエンジニア」の方々の、実際の業務の話を聞けたり、
「あのKBOYさん」のリアルなプライベートトークが聞けたりして、
周りにエンジニアが全くいなかった私にとっては、すべてが新鮮でした。
22時までのはずの交流会に、日付が変わるまで入り浸っていたりしました。
■ 20年10月〜
ユニクロ退職、札幌に移住しKBOYさんと働く
9月ごろ、いつもどおり交流会に参加していると、KBOYさんから
「もしよかったら、僕の仕事手伝ってくれない?」
というまさかの提案。内容は、
■ これから作る自社サービスのPM的ポジションをしてほしい
■ Flutter大学で使うイラスト教材の制作をしてほしい
■ フルタイムで働いてくれるなら、生活は保証する
■ できれば札幌に引っ越して、一緒に働いてほしい
というものでした。
「自分でいいのか?ちゃんと貢献できるのか?」という不安な気持ちはもちろんありましたが、「これはやらない理由がない」と思い、9月末でユニクロを退職しました。
(学生時代から本当にお世話になったので、札幌に来てからも上司に現状報告をしたり、大阪帰ったときには店舗に遊びに行ったりしてます)
そして22年間住んでいた大阪を離れ、札幌エンジニア修行へ旅立ちました。
■ 21年03月〜 CodeBoyリリース
11月から本格的に業務が始まりました。
それまでは「Firebaseを使った簡単なアプリならなんとか作れるかも?」というレベル感だったのですが、仕事として求められるコードの質や、作業のスピード感には到底及んでおらず、12月末くらいまでは
わからない → 調べる → わからない言葉で説明 → 調べる → まだわからない → 調べる → 結局なにがしたかったんだっけ?
みたいな感じが続いたので、結構精神的にキツかった気がします。(FlutterWebという未成熟な技術を使っていたので、情報が少ないという面もありました)
1月くらいからは少しずつスピードも出せるようになってきて、このあたりから少しずつ「プログラミングが楽しい」という感覚がわかるようになってきました。(僕の中では「楽しい」というより「あの『没頭感』が好き」という感覚です)
そして3月、現役エンジニアとプログラミング学習者のマッチングプラットフォーム、CodeBoy をリリースしました。
冷静に考えると、KBOYさんが1人で開発した方が
時間的にも、金銭的にも低コストでリリースできたハズです。
にも関わらず、
◼︎体育大卒IT教養ゼロ
◼︎プログラミング学習始めて4ヶ月
◼︎ただのオンラインサロン生
だった自分に、身銭を切ってまで開発の経験をさせてくれた師匠には、本当に感謝しかありません。
リリースしてからも、バグの対応をしたり、ユーザーの方からのフィードバックをサービスに反映させたり、サブスクリプション機能の実装をまるっとやらせてもらったりして、
リポジトリ作成→開発→テスト→リリース→運用
のすべてのフローを経験させてもらえたので、その過程で技術力以外の面でも成長できたと感じています。
6月からはCodeBoyの開発からは一旦抜けて、
現在はFlutter大学アプリのアップデートや、Flutterの教材づくりを担当させてもらっています。
以上、僕がFlutter大学で過ごした1年間の振り返りでした。
さいごに
ここまで読んでくださった方には、
冒頭の「Flutter大学で人生が変わった」は大げさではなかったことが伝わっているかと思います。
最後に、個人的に思うFlutter大学のいいところをまとめます。
列挙しようと思えばいくらでも出てきそうなので、3つに絞りました。
■ Flutterアプリのコードがたくさん見れる
■ 共同開発で、実際の業務により近い形で勉強できる
■ メンバーとの出会いが面白い
■ Flutterアプリのコードがたくさん見れる
今GitHubみたら21個ありました。
正直Flutter大学内のコードをうまく応用すれば大抵のアプリは作れちゃうんじゃないかと思います。
CodeBoyの開発の中でも「あれ、この機能だったらあのアプリのソースコード参考にしたら出来るんじゃ?」という感じで、いくつかの機能を実装していました。
■ 共同開発で、実際の業務により近い形で勉強できる
結局、業務においては「ひとりでアプリをつくる」なんてことはほぼ無いと思います。
GitHubを使った開発の進め方やコードレビューなど、
未経験の方は特に「ここでしか積めない経験」なのではと思っていて、
私も
vol.1 の Flutter大学アプリ
vol.2 の シンプルなレシピ
vol.4 の バイクシェアアプリ(未リリース、現在開発中)
の3回参加していています。(バイクシェアはメンバー募集中です!ぜひ!)
■ メンバーとの出会いが面白い
Flutter大学にはいろんな人がいます。
単価100万/ 月 超えのつよつよエンジニアの方や、○○万人規模のメディア運営をされている方、N高在学中の女子校生など、普段の生活では出会えないような方にも出会うことができて面白いです。
また、全国各地(札幌・東京・大阪・福岡・沖縄など)でオフ会があったり、KBOYさんがいなくてもメンバー同士でご飯に行ったり、共同開発のメンバーで旅行に行ったりしています。
とにかく楽しいので、もはや友だち作りに来るだけでも良いんじゃないかと僕は思います。
Flutter大学は、7月から選べるプランも増えて、共同勉強会やアプリ教材など、これからどんどんパワーアップしていく予定なので、気になっている人は是非!
まだまだひよっこエンジニアですが、いつかこのコミュニティに恩返しができるような、つよいエンジニアになれるように精進します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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