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非現実空間 都湯②

都湯の中に入ると、、小さい!

番台も休憩所も脱衣所も浴槽も、想像している銭湯の半分ほどの大きさです。

けど、どこもかしこも整理されている&ピッカピカ!!

番台からよく見えるタオルなどの備品や、店主の生活感が見える小物などは見えず、見えるものといえば、販売しているグッズのみ(私見)

なので、狭くてもごちゃごちゃした感じはありませんでした。

そしてなにより驚くほどの清潔感。

私がまず驚いたのは、トイレです。ウォシュレットなどない、いたって普通の様式のトイレなのですが、こんなにきれいなトイレは初めてだと感じました。

それは、新しいとかいうきれいさではなく、「ものが大切にされているな」って感じるきれいさ。きっと毎日気持ちを込めて手で触って掃除しているんだろうなって伝わってくるトイレでした。業者に頼む、機械に頼む掃除ではなく、本当に人のあたたかさが感じられるきれいさでした。

そして、それはトイレだけではなく・・・

脱衣所からはじまり、もう浴槽は神聖な場所のように感じられるほどのレベル!!

桶、椅子、鏡、タイル、水風呂のマーライオン。ピッカピカ!!

これだけ大切にされているお風呂は、「お風呂さん」も嬉しいだろうなと思いました。そして「お風呂さん」の喜びが、客の私たちに伝染するような。そんな気持ち。愛情たっぷり注がれたお風呂に入る喜びを感じました。

ゆったり湯船に浸かって、ふと天井を見ると、天井までピッカピカ!笑。

天井は、嘘のような真っ青で、天国のようだと思いました。

よく分からないけどお湯だけじゃない、人のあたたかさを感じました。ご飯を食べにいった時、作り手の人の顔が見える安心や、その人の作ったもののあたたかさと同じような、、。

個人=ご主人の気持ちが味わえる銭湯。

こんなの初めてでした。

つづく

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