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長添雅嗣ってスゲー!m-floやBBSなど邦楽MVにもイイのがあるよ(オススメMV #12)

こんにちは、吉田です。
オススメMVを紹介する連載の12回目です。(連載のマガジンはこちら)

今回は、本連載初めての邦楽MVの紹介となります。
洋楽好きの私ですが、邦楽も結構聴きますし、お気に入りの邦楽MVもたくさんあります。
今回はお気に入りの邦楽MVの中でも「これはスゲー!」と思ったものをご紹介します。

記念すべき最初の邦楽MVは、m-floの「SOUND BOY THRILLER feeeeeeeeeeat. LISA」です。

このMV、メチャクチャ面白いでしょ!
この楽曲は「MF-10」というm-floの10周年記念のベストアルバムに新曲として入っているのですが(そのためeが10個あるらしい)、このMVを観た時は衝撃でした。

m-floは日本のヒップホップのグループですが、多岐にわたる音楽性を持っており、独自の立ち位置を築いています。
最初は3人グループでしたが一時2人になり、今は元の3人のグループに戻っています。
m-floの楽曲としては、初期の名作「come again」や、怒涛のフューチャリング(m-floは「lovers」と表現)の初期作品である BoAの「the Love Bug」などがお気に入りですが、MVとしてはフツーで、主に楽曲だけ聞いていました。

しかし、この「SOUND BOY THRILLER feeeeeeeeeeat. LISA」は、それまでのm-floのMVと一線を画しています。
まずしょーもないアイデアをまじめに映像化しているところがm-floの「気取らないが楽曲はホンモノ」というテイストと見事に合致し、更には疾走感のある映像表現は他に類を見ないものでした。
このMVは日本の邦楽MVの名作のひとつではないかと考えています。

映像表現のすばらしさを列記するとキリがないのでポイントだけお伝えすると、楽曲のテンポに合わせて映像の流れをコントロールしているところが本作の大きな特徴になっています。
つまり、早いテンポのところでは、映像では走っている...という具合です。

このMVを観て、「こんなMVを作る人はどんな人なんだろう?」と思い、そして「その人が作った他のMVを見てみたい!」と考え、調べました。
そして長添雅嗣という方が制作したことを知り、他の作品を探して見つけたのが今回2本目のMV、BOOM BOOM SATELLITESの「KICK IT OUT」です。

このMVの疾走感もハンパないですね。
長添雅嗣さんのMVの特徴は、この「疾走感」です。
このMVは長添雅嗣さんのMV初作品なのですが、その疾走感含めて完成された感があります。

BOOM BOOM SATELLITESは、二人組のバンドですが、そのうちのお一人、川島さんが2016年に亡くなられ、今は活動を停止されています。
元々このバンドの存在を知らず、長添雅嗣さんつながりでこのMVをきっかけに知り、お気に入りのバンドになったのですが、もう新曲を聴けないことが残念でなりません。
しかし、アーティストは亡くなられても、その楽曲は生き続け影響を与え続けるという事実には変わりありません。

さて、他にも邦楽MVで「これスゲー」というMVはたくさんありますが、そのMVを制作した映像作家を調べると、実は同じ数名の方が作っていることが分かります。
つまり、数名のイケてる映像作家が、イケてる邦楽MVを量産している、ということです。(まあ、当たり前ではありますよね)

イケてる映像作家の皆さんについては、本連載で追って紹介させていただこうと考えていますので、ご期待ください。

今回は「邦楽にもイケてるMVがあるよ」と題して長添雅嗣さんの2作品を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
邦楽好きの方にも楽しんでいただければと思っています。

ではまた次回に。

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