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幻の10周年パーティーとガロア、検定、そしてウイスキーの教科書…


 13年前の今日、3月11日に起こったのが東日本大震災で、もうあれから13年になる。当時、ウイ文研は西麻布のマンションの一室にあり、その2日後に迫ったウイ文研(スコ文研)設立記念10周年パーティーの準備に追われていた。恵比寿のウエスティンホテルで、150名近い参加者とともに10周年を祝う予定でいたが、それどころではなくなり、会は当然中止。幻となってしまった。

 それにしても、当時はスタッフがわずか2名のみ。その後スコ文研からウイ文研に名称変更し、世界的なウイスキーブームとともに、ウイ文研の仕事も2倍、3倍となった。西麻布から広尾に引っ越し、さらに2年前には同じ広尾1丁目の大きなビルに事務所を構えるまでになった。今ではビルの2階と5階の2フロアーで事業を行っている。この13年は、ウイ文研とっても、ウイスキー業界にとっても激動の13年となった。あまりの忙しさと、コロナもあり2021年のウイ文研設立20周年を行うことができず、今は2年後の25周年をなんとかしたいと思っているところだ。

 ガロアの最新号もいよいよ明日発売だが、すでに『コニサー倶楽部』の第4号と、ウイスキー検定の『ウイスキーライフ』の編集作業が始まっている。編集部は私を入れても4名しかいないため、まったく休みが取れない状況が続いている。さらにウイスキー検定の改訂新版が4月下旬に発売されることが決まり、この土日も入稿に向けて校正と、執筆作業に追われた。

 それだけでも大変なのだが、もう一冊、ナツメ社の『ウイスキーの教科書』の監修・執筆作業も始まり、検定テキストとダブルでの進行になっている。こちらは6月下旬の発行だ。もちろん、その間にガロアの編集作業があり、4月中旬の入稿を目指して、連日のように取材・執筆が続いている。

 ウイスキースクールも、このところ中国人グループの依頼セミナーが立て続けに入っていて、その準備もあるし、人気セミナーの1つである『ウイスキートレイル』は、3月17日に、いよいよ新潟亀田の堂田さんが登壇する。私は15日の金曜日から5日間台湾のカバランに行ってしまうため参加はできないが、これはぜひ聴いてほしいセミナーだ。3月28日には私のモルトマラソンの第6回目も行われるし、4月1日には、いよいよジャパニーズウイスキーの日のイベントも予定されている。

 今回は基調講演として、私がジャパニーズウイスキーの現状と、ジャパニーズウイスキーの定義の法制化について、緊急提言もしたいとおもっている。このところの目が回るような忙しさで、ゆっくり考える時間が取れなかったが、ことは急を要すると思っている。とにかく、やるしかないというのが、私たちの思いだ。

 この日は、今までと違ってウイスキースクールを会場として使うことができるので、7時29分の乾杯の後は、ウイ文研オリジナルボトルのテイスティングも行いたいと思っている。10万人署名も、賛助会員も、そしてクラウドファンディングも、この4月1日からスタートしたいと思っている。

 ということで10日の日曜は、そのウイスキースクールで、コニサーのエキスパート試験の対策講座も行った。今回からは私だけでなく、マスターの2人にも講師として加わってもらった。コロナの間は私一人で朝から夕方まで講義をしていたが、今後はマスターにも大いに協力してもらうつもりだ。3月31日(日)には、4年ぶりに大阪でもエキスパートの対策セミナーが行われる。やはりコロナで大阪は、オンラインのみとなっていたので、4年ぶりの対面でのセミナーである。

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