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WPの合否発表に、第1回コニサ―クラブツアー

 会食やイベント、ガロアの取材が相次いでいたが、11月24日の金曜日には10月29日に行ったWP試験の採点結果がデータとしてまとまったので、その合否判定の検討に入っている。今年は平均点も高く、全体的に成績も向上していたが、筆記と官能の両方の結果を勘案しながら、合否判定を出したいと思っている。

 12月2,3日に開かれる東京フェスまで1週間というところだが、金曜日にはそのフェスのミーティングも行い、さらに小学館『サライ』の次々号の取材にも応じる。ジャパニーズウイスキーの特集で、1時間程それについて話をする。25日と26日の土日は、ウイスキーコニサ―クラブの第1回国内蒸留所ツアー。2020年1月の三郎丸蒸留所ツアー以来、実に4年ぶりのツアーということになる。

 土曜日は朝イチの北陸新幹線に乗り上越妙高駅へ。11時集合で、前泊組も含め、30名が時間どおりに集合。すぐにバスに乗り、15分ほどで最初の見学蒸留所である越後薬草さんへ。人数が30名と多いので、2班に分けて、まずは酵素ドリンク「越後薬草酵素」の製造工程へ。80種の野草から抽出したエキスを発酵させるその工程に、ウイスキーコニサーの面々も興味津々といった感じだった。その後、その過程で生まれるアルコールを使ったジン蒸留所へ。詳細は省くが、2基のスチルが稼働する蒸留所は実に美しく、越後薬草のジン造りについて話をうかがう。

 その後、3階のバーで試飲とショッピング。1時過ぎに再びバスに乗り、一路新潟へ。昼食は上越市の名物「鱈飯弁当」を、車中でいただく。左手に荒れる日本海を見ながら1時間半ほど北上し、3時前には新潟亀田蒸溜所へ。ここでも15名ずつの2班に別れ、蒸留所見学と、最後は7種のテイスティング、そしてショッピング!一度ホテルにチェックインし、夜7時からは有志27名と、亀田の堂田さん夫妻、吉田電材の松本さんも参加してもらって、居酒屋でウイ文研ツアー恒例(?)の懇親会。結局10時過ぎまで飲んで、ホテルに戻ったのは10時半過ぎ。

 2日目の日曜日は朝9時にホテルを出発して、再び一路北を目指す。今回の旅は南北に長い新潟を、上越、中越、下越の3つの地域を北上し制覇した旅となった。山形との県境に近い村上の吉田電材蒸留所に着いたのが、10時半頃で、さっそく松本社長から説明を聞き、その後、初のクラフト・グレーン蒸留所を見学。マイクを使って、30名全員に説明してくれた。その後、再び事務所にもどって、ニューポット各種、そして1年熟成のニューボーンをテイスティング。中には東京フェスで初めてお披露目するという、ニューボーンもあって、参加者はどこよりも早い、テイスティング機会となった。

結局12時過ぎに蒸留所を出て、日本海に面した岩船漁港の海鮮処「番屋」で、全員揃っての昼食。下の物産店で各自買い物をして、こんどは新潟駅を目指して南下。心配していた天候も、冬の嵐がおさまり、穏やかな天気となり、順調に新潟駅に到着。予定より少し早い2時40分ごろには、1泊2日の蒸留所ツアーも無事終了、解散となった。

 さて、次はどこに行こうか、現在思案中だが、参加者から希望の多かった台湾ツアーは、来年中には実施したいと思っている。

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