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今週末の大阪フェスとガロア、TWSC、そしてアイルランド取材…

 いよいよ今週末は大阪フェスである。ウイ文研にとっても、初めての2日開催の大阪フェスで、スタッフ全員、28日の金曜日から大阪移動である。会場近くのホテルをおさえてあって、そこに2泊してフェスに対応する。

 今回のフェスでは2日間合計7つのテイスティングセミナーが組まれていて、私も2日目にカバランのテイスティングセミナーを行う。テイスティングは金車飲料創立40周年記念のマグナムボトルも含まれていて、これはボルドーのグランヴァン、マルゴーの樽で熟成させたもの。他にもソリストのフィノシェリーや、TWSCでかつてベスト・オブ・ザ・ベストに選ばれたソリストのヴィーニョバリックなどがラインナップされている。

 先日、その7種を改めてテイスティングしてみたが、それぞれに個性があり、実に興味深い。今回は3月に行った時に撮った写真もお見せしようと思っていて、そこには本邦初公開の第2蒸留所のポットスチルも含まれている。さらにSTR処理の様子、特にトースティングマシーンの様子もあって、これも本邦初公開(?)だろう。カバランの最新情報、そして今年の東京フェスで販売する、ウイ文研オリジナルのヴィーニョバリックについても、お伝えしたいと思っている。

 フェスでは他にも、正面ステージでマスター・オブ・ウイスキーの認定盾の授与式も行う予定だ。初日、2日目両方で、今年新たに誕生した4名のマスターに壇上で渡したいと思っている。もちろん、各部それぞれ20分程だが、私のサイン会もあるし、BSフジのウイスキペディアの取材、インタビューなど、メディアの取材もいくつか入っているようだ。

 そんな大阪フェスの準備もしながら、いっぽうでガロアの校了に向けた作業も急ピッチで、さらにこの2~3週間、原稿を書きまくっていたTWSCの2冊のガイドブックも、どうにかアイルランドに行くまでには目途がつきそうだ。2冊のガイドブック合計で250ページくらい。ガロア2冊分だが、ほぼこの間に原稿を書いてしまった。トータルで、ガロアも含め200枚くらいは書いただろうか。軽く単行本1冊くらいである。

 と同時に、検定合格者向けの『Whisky Life』、そして『コニサー倶楽部』の第5号の原稿も書きまくって、どうにか間に合わせることができた。今ちょうど『コニサー倶楽部』の、ウイスキーニュースのコーナーの原稿を書いている。スペイサイドのカブラックや、ラフロイグ蒸留所の拡張計画、さらにクラウンローヤルのシングルモルト、さらにベイゼルヘイデンのスモーキーなバーボンなどなど。他にも北アイルランドのリマバディの蒸留所についても書いている。

 驚いたことに、ダブリンのダブリンリバティーズ蒸留所の所長だったダリル・マクナリー氏が、故郷のリマバディに帰り、そこに自身の蒸留所を建てるという。私たちが取材にいく7月には、まだ何もできていないが(2027年オープン予定)、いつかまたダリルさんにお会いできる日が、楽しみだ。ダリルさんは、もともとリマバディのパブの生まれなのだとか。

 そのアイルランド取材のミーティングも連日のように続いていて、フェスとガロア、TWSCガイドブック、コニサー倶楽部と並行して待ったなしのスケジュールになっている。外部からの依頼原稿も多く、さらに講演依頼やミーティングも相次いでいる。

 また、ジャパニーズウイスキーの法制化を目指す一社のミーティングも続いていて、今は8月に行うクラウドファンディングに向けて返礼品の選定と、ホームページの作成にも頭を悩ませている。すべてアイルランドに行く前に片づけてしまわなければならず、分刻みのスケジュールだ…。


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