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【超・瞑想力(本編)】心の本質を知る

超・瞑想力の内容を無料公開します

この度、私の発著作になる「超・瞑想力-悩みを楽に超えていく方法-」の一部をnoteにて無料公開していこうと思います。
超・瞑想力は単なる瞑想法を紹介した本ではありません。

私たちが悩みを超えていくための心へ介入していく力について解説した本になります。この力のことを超・瞑想力と呼びます。
もちろん、超・瞑想力を培うための瞑想法なども紹介しています。

実践すれば、確実に超・瞑想力を培うことが出来ることでしょう。
そして、悩みを超えていく力が培われているはずです。
私、心庵まもるは瞑想の輪を広げていくということも一つの使命として勝手に掲げています。

瞑想実践研究家として、まとめている本書の内容を公開することで、少しでも新たな瞑想の輪が広まることを期待しています。

今回の公開部分は「心の本質を知る」になります。

心の本質を知る

まるで異なる自分が二人いるような感覚。この不思議な感覚は、心の中から悩み葛藤が消えた時に思い浮かんだアイデアでした。

何故、そのように感じたのか。その理由は後に振り返った時に気がつきました。悩みのある時と心地良い状態の時での明らかな違い。それは、あらゆるものの感じ方が異なるということ。そして、心の状態により考え方までも真逆の方向性に変わってしまうこともある。このことに気がついたのです。それは別の人間が二人いるという表現が幼き頃の自分には一番しっくりとくるものだったのです。

悩みが心の中に渦巻いている時には外部の空気も淀んで感じていました。一方で心地の良い時は視界が開けていて、晴れやかで空気も澄んでいるように感じました。

置かれている状況が違うという話しではありません。同じ環境、状況であるのにも関わらず、心の中の状態の違いにより、まるで異なって感じるのです。

それから考え方までも変わりました。悩んでいる時には全てが最悪に向かっていく自分を想定したシナリオをいつも頭の中で作り上げていました。しかし、心地の良い時には何だか全てが大丈夫な気がしてくるのです。思考の向かう先は明るい希望的な未来へとつながり、考えれば考えるほど幸せな気分になってきます。

心の中の状態一つでここまで変わるのかと驚いたわけです。

こうして私の興味は人間の心へと注がれていきました。心とは何なのだろう。心にはどのような働きが隠されているのだろうかと。

心の働きを深く見つめていくことで様々なことが見えてきました。その観察と思考の先にたどり着いた心の姿とは何であったのか。

心の本質的な働きは次の5つの原理に集約されているというのが私の導き出した結論でした。

 

●心とは全ての情報が投影される場所である

●心にはエネルギーが漂っている

●心にはエネルギーを形にする働きがある

●心にはエネルギーを統合する働きがある

●心を超えた先に主体的意志がある

 

右記に示したものは私が発見した心の姿を現す中心原理とも言うべきものになります。それでは、一つずつ詳しく説明してみたいと思います。

 

 

●心とは全ての情報が投影される場所である

 

心とは言ってしまえば私たちの想いや考えが登場しては退場していく劇場のような場所ではないかと考えられます。

「人生とは何か。」などという哲学的命題に想いを馳せることから、「今日の夕飯のおかずは何にしよう?」という卑近な思考まで、様々な事柄に物想う瞬間があると思いますが、その時には心の中に様々なイメージや言葉、感情や感覚が表れてきます。

私たちは心という場所がなければ何かを考えることも出来ません。心とは思考の作業場ともいうべき場所だといえるのではないでしょうか。

 

●心にはエネルギーが漂っている

 

心は劇場のような場所。思考の作業場と考えられます。しかし、心とは単なる空間ではありません。

その内部には何がしかが存在しています。そこには何かがあるという感覚。別の言い方をすれば心の中を漂うエネルギーがあるということでしょうか。

ともかく、心の中は空洞ではなく存在感に満ちているといえるでしょう。

 

●心にはエネルギーを形にする働きがある

 

心にはエネルギーが漂っている。でも、単にエネルギーというだけでなく、それは言葉や思考という形で現れることもあります。

感情や感覚を伴うこともあれば、具体的な容姿を持つイメージとして心に浮かぶことも。

エネルギーは単なる存在感というだけでなく様々な形式を伴う姿となり心に現れます。

心には漂うエネルギーを言葉やイメージ、感情、感覚といったものに変換する働きが

あるといえるでしょう。

 

●心にはエネルギーを統合する働きがある

 

心の中に漂う言葉やイメージは取り止めもなく現れることもあります。同時に、それが一つのアイデアとなりストーリーを持つこともあります。

例えば過去の出来事を思い出すなどがそれに当たります。心の中に想起されたアイデアを構成しているのは、過去の出来事の場面を表すイメージであり、そこで使われた言葉であります。

その時、感じた感情や感覚なども伴っている場合もあることでしょう。心はエネルギーが変換した言葉やイメージ、感情、感覚などを統合して一つのアイデアにする働きが備わっているといえます。

 

●心を超えた先に主体的意志がある

 

心の中に漂うエネルギーが形式を持ち統合されて一つのアイデアとなる。そのアイデアが一つの思考という形で現れます。

これで心の姿としては概ね説明できると思いますが、一つだけ足りないポイントがあります。

心は何故、アイデアを作り出すのでしょうか。勝手に一つの考えが浮かんで来てしまう。

そんな体験をしたことがある人も多いかも知れません。それでは人間はロボットのようにカラクリ仕掛けで動く存在ということなのでしょうか。

そうではありません。人間とロボットを分けるもの。それが心の奥には存在します。一定のアイデアを生み出すポイントがあるのです。

それは、私たちが主体的に何かを望むこと。人の意志になります。

主体的意志が心の作用に働きかけアイデアを創り出す重要な働きをしているのです。

まとめ

今回は第一章の「心の本質を知る」の部分を公開しました。
このトピックでは心の本質という瞑想実践を行う上でも理解しておくべき重要ポイントをお話ししています。
心の本質的な働きを5つのポイントにまとめて紹介しました。

また、続きの本文の内容も逐次アップしていきます。
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心庵まもる

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