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再生
吸殻の風景
男性歌手が、女性の言葉で歌うのは珍しいことではない。男が女心を歌う歌は多い。しかしこの歌が独特なのは、ほとんど女性のセリフで作られているのに、一部に男性目線のト書きを入れることで、男心の歌になっているところだ。 画面の、ピンクのマーカーで「」をつけたところはすべて女性の言葉だ。1番の「昔のように君は笑って煙草火を消した」と最後の「昔のように君は笑って煙草火を消した」というト書きだけが男の言葉で、それ以外はすべて女性のセリフである。自分で歌ってみるまでは、もっと男のセリフが多いと思っていた。すごいなあ。 それにしても、久しぶりに会ったかつての彼女が煙草を吸いながらこんなふうに饒舌にまくしたてて来たら、今だとちょっとひいちゃいますね(笑)