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英語を話す上で知っておくべき3のこと。 - 前編 -

 こんにちは。写真家のMiNORU OBARAです。本日は、おすすめスピーチシリーズです。

 今回ご紹介するのは、英会話の専門家であるJudy Tompson(ジュディー・トンンプソン)さんが TEDx talk で行ったスピーチです。

『英語を話す上で知っておくべき3のこと』(TEDx talk)

 日本の英語教育で育ってきた我々にとって、目から鱗の内容です。まずは、スピーチ動画を。

 Judyさんは、スピーチの冒頭で、英語はとても厄介な言語 - tricky language -であると言い切ります。

 それは、アルファベットと音が同じではないから。- The letters and the sounds don't go together. -

 例えば、” head ” の読み方は " hed "。” said ” の読み方は " sed "。

 英語における「アルファベット」と「音」との関係はとてもルーズで、ネイティブスピーカーでさえ苦戦することがあるのだそうです。

 「小学校で習った " ローマ字 " って一体なんの意味があったの?」ってやつですね。笑

 さて、Judyさんは、ここから本題に入ります。「英語スピーカーの99%が知らない、英語を話す上で重要な3つの秘密を教えましょう。この3つの秘密を知れば、この先の一生における、あなたと英語との関係とコミュニケーション能力が一変するでしょう。」と。

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一つ目の秘密:『英語はアクセントベースの言語である。』

- English is a stress-based language. -

 「一つ目の秘密は、特に英語を母国語としない人に向けて。」と前置きをして、彼女は話し始めます。

「英語は、アクセントベースの言語である。」と。

 これだけ聞くと少し分かりにくいですが、実はこれがとても重要だそうです。

 世界の各言語は「音ベース」「アクセントベース」とに分けられるとか。

 例えば、日本語の「橋」「足」

 発音は「し -hashi- 」と「し -ashi- 」。たったの1音しか違わないのに、全く別の意味になってしまいます。これが、「音ベース」の言語。

 それに対して、「アクセントベース」の言語である英語について、Judyさんは次の例を挙げます。

『水曜日(Wednesday)に会議をしよう。』と伝える時に、「Wednesday」ことを「Vednesday」と言い間違えても、その場にいる全員がちゃんと水曜日に集まるだろう、と。

 また、「birthday -誕生日- 」を「birfday」と伝えても、ちゃんと「誕生日」と通じるでしょう、と。

 英語にとって、一つ一つの音はさほど重要でなく、重要なのは、「決まった場所にアクセントをつけること。- What is important in English is giving specific qualities to specific syllables. -」。

 「spaghetti -スパゲッティ- 」と伝えるとき、英語ネイティブにとっては、” spaghetti ” だろうが ” basghetti ” だろうが ” spasghetti ” だろうが、真ん中の ” ghe ” を強く長く発音すれば、すべて「スパゲッティ」なのだそうです。

 「英語をうまく話したいなら、発音や文法を気にしてはいけません。気にするべきは、アクセントのつけ方です。」

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二つ目の秘密:『英語は単語同士が連結する。』

- Native speakers don't start words with vowels. -

 次にJudyさんは、二つ目の秘密を明かします。ただし、これは、英語のネイティブスピーカーが気をつけるべき事柄だと言います。

 なぜなら、世界の英語会話者のうち、英語ネイティブはたったの19%にすぎず、80%以上の人々は、この秘密を理解できないまま英語を使い、通じ合っているからです。もはや、それはノンネイティブスピーカーが作り上げた新しい英語だと言えます。

 英語以外の多くの言語は、母音と子音が交互にやってくると彼女は言います。これは日本人の我々にはとてもわかりやすいですね。

 例えば、「明日天気になれ。」Ashita tenkini nare.=

 しかしもちろん、英語はそうではありません。むしろ、英語は母音から発音されることはなく子音から発音するのだと、Judyさんはいいます。

 例えば、次の文章。

" Can I have a bit of egg. - "(たまごを取ってくれない?)

 試しに母音をはっきり発音すると「キャン アイ ハブ ア ビット オブ エッグ」ですが、ネイティブがこれを発音すると、

" ca ni ha va bi da vegg "

「キャ ナ ハ バ ビ ダベ」

 全てが連結している上に、全て子音を発音していますね。

 実際に聞いてみましょう。

 英語ノンネイティブにはこれが難解なのだと彼女は言います。

 さて、最後の秘密が気になるところですね。続きはこちらから。

 本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 それでは、また次回!

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