「子供さえいなければ」と考える親は最低なのか?
以下は音声内容をテキストに要約したものです。
今回は、「子供さえいなければ」と考える親は最低なのか、というテーマで話を展開します。
子供はかわいくて大切ですが、時には子供に対してマイナスな感情を抱くこともあります。
自分を責めがちなすべての親御さんに、この話は向けられています。これは私自身にも当てはまり、親として勇気づけられる内容だと思っています。
結論として、最低であることを意味しません。
子どもに対してマイナスな感情を抱く原因は大きく3つあります。
一つ目はキャリアとの兼ね合いで、仕事と子育ての圧力のバランスが難しいことです。
二つ目は自分の時間の欠如で、自分の趣味や友人との時間が取れないことです。
三つ目は理想の自分と現実の自分のギャップです。
子育てに追われることで理想から遠ざかり、そのギャップに苦しむことがあります。
子供さえいなければと考えてしまう感情は誰にでもあるものです。
どんなに子供との時間をかけがえのないものと思っていても、一方で自分のことをもっとしたいという思いもあります。
時間はトレードオフの関係にあり、100%子育てに専念したいと思う人は少ないでしょう。
時たまそういったマイナスの感情が出てきても、それは自然なことです。
例えば、有名なウィリアム・サマセット・モームは「人間には一貫性がない」と言っています。
この言葉は、人間が持つ複雑で矛盾した感情に対する洞察を示しています。
自分自身が分からなくなる時があっても、それは人間であることの自然な側面です。
ですので、「子供さえいなければ」と思ってしまうことも、どんなに子供を愛している親であっても時折感じてしまう思考です。
そういった自分を責めずに受け入れることが大事だと私は考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、良い一日をお過ごしください。
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