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私はこれまで500冊以上の本を読んできました。色々なコンテンツが増えておりますが、未だに本こそが最高のコンテンツだと思ってます。

本格的に本を読み始めたのは、社会人3年目くらいからで、結婚を機に読み始めました。最初は漠然とした危機感で本を読んでいましたが、今では本を読むことが大好きです。

そんな私だからこそ、本を読む意義をお伝えできるのではと思い、本記事を書こうと思いました。

結論としては、

・活きた知識が増えて、創造性が高まる
・様々な思考パターンを手に入れることができる
・世界観・視野が広がる

の3点です。

どういうことか詳しくお伝えします。


活きた知識が増えて、創造性が高まる

PCやAIが台頭し、知識を保有することの価値は下がっています。ただ新しいものを生み出すには前提となる知識が必要です。日本と海外のCEOの差は圧倒的な教養の差という人もいます。

ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグなどは読書家と知られており、様々なジャンルの知識を持っています。多くを本から情報を得ています。

本は各分野に精通する専門家が様々なエビデンスを元に洗練された考えを凝縮したものです。入門書だろうと、身につく知識量はハンパないです。

創造性とは、既存のものと既存のものがくっついて初めて生まれるものです。活きた知識を持っている人ほど生まれやすくなるのは必然です。

よく反論として、「知識ならネットでも手に入る」という声がありますが、全くもってナンセンスです。ネットの情報は、第三者が要約したものがほとんどで、要約した人の思考フィルターが入っており、活きた情報とは言えません。細部まで著者の拘りが入っている本でしか活きた情報は得られません。

私は娘が生まれたことをきっかけに子育ての本を読み漁っています。読む前は当たり前と思っていた子育ての方法が何の根拠もない醜悪なものだったんだと思い知らされています。もし読んでいなかったらと思うと、ゾッとします。子育ては特にやり直しがきかないので、知識をつけるのはマストだと思います。

様々な思考パターンを手に入れることができる

自叙伝は、その人の半生を描いています。どんな出来事に遭遇して、どう考え行動して、どんな結果に繋がったという一連の流れがよく分かります。自叙伝は、その人の人生を擬似体験ができ、思考パターンを理解するのに役に立つのです。

これは自分の生活にも活用できます。ある出来事に遭遇した時に、孫さんならどう考えるか、ホリエモンならどう考えるかなど、自分以外の人間の思考を拝借できるようになります。

ただ、合う合わないはあるので気をつけた方が良いです。例えば自己啓発本を見ると、「即行動」、「考える前に行動しろ」というような成功者たちの発言を目にしますが、内向型の人は実行するのは難しいです。

内向型は脳の特性上、行動する前に色々考える傾向にあります。この場合は、実行できないことに落胆するのではなく、「こんな考えもあるのか」と参考にする程度で良いです。

心理学・哲学は新たな思考パターンを増やす最高のジャンルです。中でもアドラー心理学はこれまでの考え方を大きく変えてくれます。人間誰しも「人に認められたい、好かれたい、評価されたい」などの承認欲求があります。しかし、アドラーは承認欲求を否定しています。

例えば、上司に悪い報告をしなければいけないとします。多くの人は、怒られることや評価が下がることを不安視して、報告するのを渋るはずです。ここで、アドラーは課題の分離という考えを提唱しています。報告をしたことで、最終的に影響を受けるのは誰かを考えます。

この場合は上司です。報告した後のことは、あなたではなく上司の課題なので、あなたが考える必要はないということになります。不安視しているということは、あなたは上司に対する承認欲求があるということ。自分の心情を客観視するのにも心理学は役に立つのです。

他にもエピクテトスという古代ギリシャの哲学者がいます。真の幸せを追求した偉人で、後世へ多大な影響をもたらした人でもあります。彼の考えに、我々次第でないもの我々次第であるものというのがあります。

我々次第でないものとは、富・地位・名誉・評価などで、最終的に他人が決めるもののことを指す。我々次第であるものとは、意思や欲望など、自分自身で決めることができるものを指します。

エピクテトスは、我々次第でないものを軽く見よと言っています。他人が決めることに振り回されず、自分で何とかできるものにフォーカスしろと言っているわけです。この考えを実行できたら、どんな状況でも幸せになれると思いませんか。

このように心理学・哲学を学ぶことでも思考のパターンを増やせます。そのためには、本で活きた知識を得ることが一番です。

世界観・視野が広がる

自叙伝を読むことは、偉人たちの人生観や仕事観にも触れることが可能です。多くの方は、仕事は生きていくためにしなければいけない。つまらないもの。という考えだと思いますが、偉人たちは真逆の考えをしていることに気づきます。仕事だけでなく、友人や会いに対する考えも分かります。自分の視野が広がること間違いなしです。

世界観や視野を広げるには、ビジネス書もお勧めです。「サピエンス全史」という本があります。著者はイスラエルの歴史学者。内容としては、何故、我々サピエンスがここまで繁栄したのかを鋭い洞察で書かれています。結論としては虚構の力によって、人々が協力するよう纏め上げたとのことです。宗教・国家・法・会社は人間が一つになるために作り上げた虚構に過ぎないのです。面白い考えだし、本当にそうだと思います。目に見えないものを信じる力は我々に想像力があるからに他ならないです。この事を考えると、「会社も宗教と本質的には変わらないな」という結論も出てくるかもしれません。

また、世界はどんどん良くなっている。これをエビデンスを元に書かれている本が「ファクトフルネス」です。乳幼児の死亡率は年々下がっているし、貧困に苦しむ人々も減ってきている。数字を元に世界全体を知ることで、世界は良くなっていることが明確に分かります。数十年前の世界とは大きく違ってきているのです。こちらもガラッと世界観を変えてくれる一冊です。

このように自叙伝やビジネス書などの本はあなたの世界観や視野を広げる、最高の存在になります。

以上で「本を読む意義」と題して、お伝えさせていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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