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子供の可能性を広げるには親のマイナスな思い込みを取り払う必要がある

「この子は私に似て、運動ができない子」、「パパとママどちらも勉強苦手だったから、この子も勉強できないだろうな」、「この子は親に似て引っ込み思案な子」という感じで、子供の能力・性格を否定的に見たりしていないでしょうか。

これらのほとんどが単なる思い込みだと思いますし、親の何気ない言葉が子供の可能性を閉ざしてしまうかもしれません。


思い込みの凄さ・怖さ

思い込み=暗示というのは正しく使えば強力な味方になりますが、間違って使うと大変なことになります。人間において、感情が思考を支配し、思考が行動を支配します。長く続く思考は信念すらも書き換えます。

自己啓発書である「思考は現実化する」の内容に代表されるように、人間は訓練は必要ですが、誰しも思い描いた、なりたい自由になれます。そう言うと、「そんなの嘘だ。だったら今の自分になってないよ」とう声がありそうですが、そのような方はどこかで「どうせなれない」のような否定的な思考をしていることがほとんどです。

特に子供というのは、親の言葉を良くも悪くも吸収します。そんな中「あなたは私たちに似て、勉強はできない、運動はできない」などの声掛けをすると、子供は本当にそうなるよう考え、行動します。逆に肯定的な声かけをすると、本当にそうなります。

それを裏付ける実験として、ピグマリオン効果があります。簡単に言うと、先生が学生に向かって「君達は本当は頭が良い、やればできる」などの前向きな声かけをしたところ、成績が伸びたという話です。

思い込みの力は凄いんです。子供の思い込みの力を良い方向に使うか、悪い方向に使うかは親次第だと思います。

遺伝の影響度合いについて

思い込みの話をすると、どのみち遺伝の影響が大きいのでは?と声が上がると思います。確かに遺伝の影響は無視できません。ある実験だとスポーツ・IQは半分以上遺伝で決まるという結果が出ています。

ちなみに性格における遺伝の影響は3割程度。遺伝の影響に関する詳しい記事はこちらに記載しています。良かったら見てみてください。

性格は遺伝の影響は低いので、子が親の性格に似るというには単なる思い込みです。

IQ・スポーツに関しては遺伝の影響が大きいとお伝えしましたが、これも思い込みがかなり入っているのではと思います。親ができなくても、子ができる事例は探せば幾らでもあります。ほとんど親が子への声掛けでそう思わせた可能性もあります。

例えばイチローは野球の世界トッププレイヤーですが、両親がスポーツで秀でた実績を残していないです。

それと環境によるところもあるかと思います。幼い時にスポーツや勉強をする環境があったかどうか。

環境と思い込みによる影響も決して小さくないと思います。

好きと得意は異なる

極論、得意・苦手、できる・できないの話はどうでもいいと思います。

これからの時代「好きなことで稼ぐ時代」と言われています。大事なのは子供がその物事に情熱を持っているかどうかです。全ての偉大な人は例外なく、自分が行なっていることに情熱を持っていました。

今私は文章を書くことが楽しく、情熱を持って取り組んでいます。

ただ文章を書く楽しさに気づいたのはごく最近です。

というのも、私は、小学校時代に母親に読書感想文を見られ、あまりの稚拙さに軽くバカにされました。このことから「あなたは読解力ない=国語が苦手」と思われました。

それを信じたこともあり、算数と比較して、国語は点数が取れず。文才も無いと思えて、文章を書くことに苦手意識を持ったまま学生時代を過ごします。

社会人になると、自分が無類の読書好きであることに気づきます。それに文章を書いて、自分の考えを表現する楽しさを知りました。得意かは分からないですが、自分の中の可能性を親の影響で閉ざしてしまった経験かなと思います。

決して自分は我が娘の可能性を閉ざす発言はしないように気をつけようと思います。

親の大事な務めは、子供の可能性を広げることかなと思います。

以上で「子供の可能性を広げるには親のマイナスな思い込みを取り払う必要がある」と題して、お伝えさせていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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