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放置と放任は180度、違う

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「放置と放任は180度違う」というテーマでお話しします。

子育てにおいて放任主義と言われるスタイルは、子どもを信頼し、その意思を尊重し、子ども自身に考えさせ、行動させる方法です。しかし、実際には「放置」と混同されることがあります。

放任主義とは、子どもが自ら考え行動する機会を与えつつ、必要な時には親が相談に乗ったり、サポートを提供することです。

しかし、私が時々話をする家庭の中には、「うちは放任主義だから」と言うものの、実際には何か違うと感じるケースがあります。これは、放置と放任の違いについて誤解があるからです。

放置とは、子どもを見放し、子どもへの興味や関心を持たず、必要なサポートも提供しないことです。この状態では、子どもは相談に乗って欲しいときやサポートを求めている時も、自分で解決しろと放置され、孤立してしまいます。

これにより、子どもは助けを求める方法を知らず、拒絶される経験をするため、心を閉ざしてしまうことがあります。

一方で、適切な放任主義の例として、忙しい中でも子どもの相談に乗り、適切に対応する親がいます。たとえば、私が知っている家庭では、子どもが自立しており、自分のことは自分で決めて行動していますが、送迎をしてもらったり、食事の時に現状を話したりと、親は適宜サポートをしています。

このように、子どもが求めればしっかりと対応するのが真の放任主義です。
しかし、放置されていると感じる家庭では、親が子どもに対して全く興味を持たず、子どもが自分の問題を抱え込んでしまう傾向があります。

これは、放置と放任の大きな違いであり、放置は親としての責任を放棄していると言えます。

このように、放置と放任は言葉は似ていますが、意味合いは全く異なります。親が子どもにどれだけ興味を持ち、適切なサポートを提供しているかが、この二つを区別する鍵です。

参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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タイトル:「不幸せにならない子育て大全


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