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高校生なら自分のスケジュール管理はできないと

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は、「高校生なら自分のスケジュール管理はできないと」というテーマで話を進めていきます。

これは高校生やその親御さん向けのお話です。

内容としては、タイトル通り、スケジュール管理を子供に任せたらどうでしょうかという話です。

私が勤めている学習塾では、1対1の個別指導をしていて、先生と生徒が話し合って授業を急遽追加したり、もともと入っていた授業を別の日にちや時間に変更することがあります。

これは、スケジュールを調整することを意味しています。

そのような場合、生徒と先生間で話が完結して、特に親御さんに伝えることなく、本人が自分で考えてスケジュールから逆算して動くことができる生徒もいれば、逐一親御さんに伝えないと不安だという子もいます。

前者の子は自立しているので、親御さんも本人に任せています。

そういう子はスケジュールのミスも少なく、日頃の行動も授業から逆算して宿題をこなしたり、その他の勉強をしたり、授業で聞きたいことを事前に準備していたりする傾向にあります。

一方、スケジュール管理ができない子は、宿題も今やらないとまずい、今日授業なのに全然計画的に勉強に取り組めず、そもそもスケジュールを把握しておらず、親御さんに言われないと授業があることも気づかないパターンがあります。

私は、高校生でスケジュール管理ができている子は成績が良い傾向にあると思います。偏見だとは思っていますが・・・

これは、自己管理ができており、計画を事前に立てて逆算して行動し、自分のやるべきことをやっているからです。

一方、スケジュール管理ができないということは、親御さんがそれをしているので、自分のやるべきことなのに、やらされ感が生まれてしまい、受け身になってしまいます。

なので、私は、スケジュール管理をこれまでしてこなかった生徒には、自分で頑張ってスケジュール管理をしてみるように話をします。

iPadやiPhone、手書きのスケジュール帳でもいいので、スケジュールを記入し、それを見て動くようにすると良いとアドバイスしています。

親御さんには、高校生になったらそろそろ自分でスケジュール管理ができるようになるべきだと話します。

これはスケジュール管理、自己管理ができるかどうかが、成績が良い悪いを分けるとは言えないまでも、大事なスキルだと思います。

だから、なかなかしてこなかったとしても、まずは自分でやってみるか、親御さんの立場であれば、子供自身にやらせてみることが大事だと思います。

もちろん、失敗はあるかもしれませんが、失敗から学ぶことが重要です。

失敗は確かに起こるでしょう。なぜなら、これまでやってこなかったからです。

しかし、1回や2回の失敗からは、どう学ぶかが大切です。

そして、徐々に失敗を減らしていけば良いのです。ちょっとやそっとの失敗は経験に変えるという発想が重要だと思います。

私の経験から言うと、お母さんが全てスケジュール管理をしていた高1の子が最近自分でやるようになりました。

私も、スケジュールが変わったからといって親御さんに連絡することはやめ、本人に「これは自分のことだから、自分で親御さんに共有するなり、自分自身で把握しておくんだよ」と伝えています。

スケジュール管理を親御さんでされている場合、ちょっと子供に委ねてみるのも良いかもしれません。

ただし、どうしてもそういう管理が難しい方もいるでしょう。

大人でもスケジュール管理を外注している方もいますから、どうしても無理な方は仕方ないと思います。

しかし、そもそも自分でスケジュール管理をやろうとしたことがない、やったことがない人は、まずはやってみたらどうでしょうかというのが私の提案です。

参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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