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コロナ禍の大学入学…「友達できるかな?」と不安なあなたへ

この記事は、「今年2022年4月に大学入学をするが、コロナ禍での学生生活が不安」という新入生のあなたに向けて書いています。Twitterなどで「友達が出来なくて大学をやめたい」という大学生のインタビューを見た方もいるかもしれませんね。ただ、現時点で「不安」なのは全く問題じゃないです。だって、「(大学生活について)知らないから」「知らないがゆえに行動のしようがないから」。

ここでは、コロナ前の2018年に大阪大学に入学した筆者が、「仮に今もう一度大学に入るならどうやって人間関係を作っていくか」という話をしていこうと思います。この辺りの情報を少し持っておくだけでも、少し不安が和らぎ、「じゃあこんなことをしてみよう!」と行動する指針にもなると思います。

心配とは行動の不足から起こるものである。  ー野村克也(プロ野球監督)

少し長いですが、この記事を読み終わる頃には、コロナ禍の大学生活についてのイメージやその中での友人づくりの方法についてより詳しく理解できると思います。読み終わったらぜひこの記事に書いてることを実践・行動してみてください。それでは見ていきましょう(^^)


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目次

0. 少しだけ自分の話

1. 友人づくりのコツ1 大学主催の交流会・イベントに参加しまくろう

2. 友人づくりのコツ2 グループワーク系の授業を履修しよう

3. 友人作りのコツ3 インターン・学生団体など他大学他学年の人と関わってみよう

4. 最後にこれだけは言えること

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0. 少しだけ自分の話

①キャンパスを歩けば自然と友人づくりのきっかけがあった僕の入学したての頃

僕は2018年に大阪大学の外国語学部に入学していますが、入学したときには「人間関係うまく行くだろうか」と漠然と考えていました。そこではただキャンパスを歩いていれば、「新入生向け交流会」などの勧誘を受けるので、とりあえず自分の興味はさておき参加するようにしていました。また外国語学部としての性格上、高校のクラスのようなものがあるので同じ専攻の友人たちにも恵まれました。


②大学に行けない=誰とも会えない!一変した大学生活

しかし、コロナ禍で全てがオンラインとなるとそうはいきませんね。

・ただ資料を読んで課題をwet上で提出するだけの授業

・大学なんてせいぜい行っても週1回

・感染拡大防止のためサークル活動の停止

などとなれば、なかなか寂しいものですし、大学にそもそも行けないなんてこともあり得ます。僕の友人の周りでも、コロナ禍が始まりたての頃、未曾有の環境の変化によるストレスのためか、一時的に連絡がつかなかった友人・大学をやめた子などもいました。

前向きな理由で大学を休学・退学ならまだしも、友人がいないストレス・孤独感を理由にやめてしまうのはとても辛いことじゃないでしょうか?(ちょっと統計を見ればわかりますが、大学中退=高卒と大卒なら平均的な収入も就職先も変わってくるので)

なので、ここでは「仮に大学生活がすべてオンラインになった場合、大学4年の自分はどう大学生活をやり直すか?」という話をしようと思います。少しでも充実した大学生活、寂しくない大学生活をスタートさせるヒントになれば幸いです。



1. 大学主催・生協実行委員会主催の新入生向けイベントにたくさん申し込んでみる

①高校の友人づくりと大学の友人づくりの違い

多分これが一番手っ取り早いんじゃないかなと思います。んで、ここで大事なのが「(多分だけど)1回、2回参加しただけじゃ、ずっと続く友人とは出会いづらいよ」という話です。

どういうことか?高校では30〜40人が一つのクラスという箱に集められて3年間一緒に過ごします。つまり、そこで打ち解けた人と毎日ずっと話せて、仲を深めていけるのが当たり前だったんです。

ただ大学はクラスがないので、授業ごとサークルごとイベント交流会ごとに毎回人が入れ替わります。高校生の感覚で言うと、入学したての頃は「毎日クラス替え」という感じ。「自動的にそれなりの友人ができる」ということは高校の時よりハードルが上がります。でも、自分から友人を作っていくことになるので、その分より相性の合う友人を自分で見つけることもできるということです。

聞き上手になる、盛り上げ役になるなど、少なくとも自分から話に参加する姿勢があることが大事だと思うんです。そこで手っ取り早いのが、「大学主催のイベント・サークルオリエンテーションに行きまくる」という話です。交流の場・友人づくりの場に自分から身を置く、ということですからね。


②重要:交流会はなるべくたくさん足を運ぶべし

そして「行きまくる」=「継続して行く」という話について。先程大学の交流会のイメージは、「毎日クラス替え」という話をしました。基本的に交流会で会う人って、その場限りで話す人が多いです。(LINE交換をすることもあるが、後日会うことは意外と少ないです。)

自分も大学1年生の時に、グループワーク系の一般教養科目などを多く(多分1年だけで10コマ以上)取っていました。グループワークで関わったのは恐らく40人ほど。そのうち、授業外で一緒に試験勉強する・何度かメシに行くレベルで仲良くなったのはたった5人くらい。つまり、交流会やイベントなどで仲良くなれる人の数って、割合的に本当に少ないんです(「知り合い」はどんどん増えていきます)。どうせ割合が少ないんだったら、交流の場に自分から飛び込む機会は少しでも多い方がいいですよねということです。

サークル系の勧誘も、特に用事がなければぜひ一度参加してみましょう。Twitterなどで「#春から〇〇大」「#春から大学生」と検索すれば、確実に新入生向けの交流会を宣伝している部活・サークルがあります。まずは広く見て、そこから自分の好きなこと・メンバーとの相性を見て決めると良いですよ。

僕もそうでしたが、「断るのは申し訳ない」とかも気にしなくて大丈夫です。もちろん無断でLINEグループを抜けるとかは時間をとってくれた先輩に失礼なので、その辺をわきまえた上で丁寧に辞退すればokです。僕も新歓を開く側だったのでわかりますが、だいたい先輩たちは断られるのに慣れています(笑)。本当に自分の好きなこと・やってみたいことに素直になれれば良いなと思います。

※ただし、明らかにカルトサークルっぽい、入部を強要してくるor入部を辞退すると「これで君の人生良いの?」などと脅してくる、酒の無理強いなど明らかに危害を加えようとしてくるなどの状況があれば、すぐに「嫌だ」とひとこと大声で言えばオッケーです。理由も話さなくていいですし、被害に遭った・遭いそうになればすぐに大学+警察に連絡しましょう。(ほとんどそんなケースはないですが、あなたの身を守るために頭の片隅に置いててください)



2. グループワーク系の授業を多く履修してみる

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①友人づくり×授業のモチベ=グループワーク系の授業

これは友達づくりができるだけでなく、授業のモチベを維持する良い方法じゃないかなと思っています。やっぱり勉強も一人でずっとやるより、たまには塾の授業や自習室で友人と集まった方がモチベになりませんか?そして、これも「友人を作れる環境に自ら身を置く」ということになります。

それに、グループワークだと絶対発言する機会があります。ちなみに、これを読んでる高校生の皆さん。これまで「そういえば今日ひとことも言葉を発さなかったな」っていう経験ありますか?

高校に行ってるとそんなことはまあ無いと思うのですが、大学3年生の頃自分は実際に経験しました。オンライン授業の関係で、毎週木曜・毎週土曜は多分誰とも喋っていませんでした。

これはコロナ初期で、大学側も学生側もうまいオンライン授業のやり方を模索できていなかったということもあり、さすがに今はもうちょっと状況はマシになっていると思います。ただ、下宿住みなど何かしらの理由で、「一日中誰とも話さない」という状況が続くと、当然精神衛生上あまり良くは無いです。

②話好きなら要チェック

特に「人と話すのが好き」「高校の友人と大学が離れる」という人なら、「誰かと話せる機会」「友人を作る機会」を設けるという意味でグループワーク形式の授業はいい選択だと思います。仮に4月、5月の初期が完全にオンラインになっても、6月とかでちょっと制限が緩めば一緒にご飯にでも行けると考えたらよくないでしょうか?それに、グループワークだと責任感がそれなりに生まれるので、モチベ維持に良いです。(仮にグループワークをさぼったら、自分だけじゃなくてチームメンバーにも響くので)

グループワークの授業は、僕のイメージだと、教職課程科目・ネイティブ教員の授業・プレゼンテーションをやる授業に多いイメージです。プレゼンテーションはなんだかんだ勉強になるので、面倒がらずにいくつか経験することをオススメします。


※仮に、グループワークで「本当に何もしない」「全部人任せにする」「ただネガティブな発言で足を引っ張るだけ」という人がいれば、メールで指導教員に連絡すればオッケーです。もちろんそういう人がいた上で、最後まで全力を尽くすというのがベストだし、それが人間としての器だと思います🙆‍♂️

授業中に叱責する、とかは事情を知らない周りから見たときに自分自身が悪者になっちゃうので注意しましょう(僕自身がこれをやってたので)。


3. 他大学の他学年の学生と交流する機会を設ける

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①特にTwitterを定期的にチェックしましょう

これはTwitterやInstagramを見てると、交流会やインターンシップなどの募集が流れてくるので、まずは興味あるものを見つけて参加してみてください。他学年(先輩)と仲良くなれれば、就活や卒業論文の相談もしやすいですし、それに交流会に集まる先輩(=少なくとも人と出会い話すのが好き)なら、入学したての1年生という方にはきっと優しく相談に乗ってくれると思います。

ぶっちゃけ大学一年生には就活対策みたいなものは早いと思いますが、もし興味があればぜひ行ってみてください(1年とかだと、「早いうちからえらいね〜」とだいたい先輩方に可愛がってもらえます)。この辺はキャンパス外だと、大学からのメールやTwitter上での告知でたくさん流れてきます。あまりTwitterをやってなかった人も、この機会にTwitterでの告知をチェックしてみてください。きっと、いい出会いに繋がるはずです。

これ大事!!!


②交流会、インターンシップとかいろいろ…結局オススメは?

正直、まずは選り好みせずにいろいろ参加してみるのが一番良いです。そこから意外にも興味が沸くなんてことの方がむしろ多いので。

ただ、強いて良いものを言うなら、インターンシップとかイベントを企画したりするインカレサークル・学生団体あたりかな…。インターンシップは基本3年とか優先なので、基本的に1年生だとなかなか通らないものです(笑)。何がダメだったのか、それはなぜか?の振り返りをしたら気落ちしすぎずに行きましょう。

インターンシップ…興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のこと。参加すると、その会社の業務内容・どんなタイプの人が向いてるのかなどをより理解することができます。

イベント企画系のインカレサークルなら、少人数チームの他大学他学年の人たちのイチから作り上げて行くので達成感もありますし、何より学びが大きいです。特にこの辺のエピソード(何を経験した・経験から学んだこと・それを仕事に活かすかetc)は就職活動でも生きるので、バイトなりインターンなりサークル部活動なども積極的に参加してみましょう(^^)

それに、学生団体とかなら先輩とも仲良くなって食事に行けますし、特にレベルの高い先輩たちが多くいる環境に属すと学びも大きいです。



4. 最後にこれだけは言えること

いかがでしたか?

もちろん「春の新歓シーズンに所属するサークルを決めれなかった=大学生活永遠ぼっち」ではないですし、僕自身もサークルに入ったのは大学2年から・インカレサークルに入ったのも大学3年の秋からです。しかし確率的には新歓シーズンの方がいろんなコミュニティを見やすいです。


・いろんなサークルやグループワークに取り組んでみて、まずはたくさんの人と出会う

・その中で特に相性の良い人何人かと仲良くなる

ができれば良いんじゃないかなと思います。

先輩たちもコロナ禍を知っているので、そのしんどさはある程度はわかっています。先輩や友人などに失礼のないようにすれば、きっと仲良くなれるはずなので、「自ら人と話せる環境に身を置く」ということを意識してみてください(^^)

(特に、先輩にお世話になった後には、自分から「今日はありがとうございました!」+感想をLINEで送りましょう。とても印象が良いです✨)


僕自身が大学時代、学生団体を先輩方7人と立ち上げて70人規模のイベントを主催できたのも、IT企業で社員の方と同じ仕事をさせてもらえたのも、「なんか面白そう」「やってみよう」という気持ちで自ら選択したことがきっかけでした。もちろん、周りの人には感謝しきれないくらい支えてもらったし、ここでは書けないようなヘマも尻ぬぐいをしてもらってます。でも確実に言えるのは、「やろうという決断・行動をしてなかったら、そもそも自分にここまで経験値は貯まってなかったし、交友関係の幅も狭くなってたよね」という話です。


これを読んだあなたが少しでも大学生活への不安が減り、充実したキャンパスライフの一助になれば幸いです。キャンパスライフを充実させるコツは、「自分からやりたいことができる環境に身を置く」ことに尽きるんじゃないかなと思います。

ここまで読んでくれた忍耐力あるあなたは本当に素晴らしい!ちょっとでも「やってみようかな…」と思ったあなたにはこんな言葉を紹介して終わりにしましょう。

迷ったら積極的な方を選ぶ。自分が動けば自分が変わる。人生が変わる。  ー流 音祢(作家)

あなたの大学人生、コロナという制限は大きいけど、あなたの力でいいものにしていきましょう!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊

ー Mamoru. H


【この記事を書いた人】

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Mamoru. H(22)

3歳の時から英会話。8歳の頃に拙い英語で道案内をして伝わったのを機に英語の魅力に惹かれて、2018年に大阪大学・外国語学部・英語専攻に入学。

勉強は好きだが、大学で勉強だけの日々に物足りなさを感じるようになり、2年生以降学生団体の立ち上げ・イベント企画運営・IT企業での長期インターンを経験。日々先輩方・社員の方にビシバシ指導されつつも、たくさん気にかけていただける生活を過ごす。座右の銘は、「まずは量をこなすことで質を生み出す」「傍観者になるな率先者であれ」「やらなかった後悔よりやる後悔」

※ここには書いてないだけで、大学4年間結構いろいろやらかしてます。僕の失敗談も後日記事にすることとしましょう…






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